「介護する苦しみを誰かに気付いてほしくて首を絞めた」大阪市住吉区の特養ホーム「さんらく苑」での殺人未遂事件に思うこと

さんらく苑
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入所女性の首絞め、介護職員逮捕…殺人未遂容疑

 特別養護老人ホームで入所する女性(97)の首を絞めたとして、大阪府警住吉署は19日、大阪市住吉区の特養ホーム「さんらく苑」の介護職員の男(23)(大阪府岸和田市)を殺人未遂容疑で逮捕した。

 同署によると、男は「介護する苦しみを誰かに気付いてほしくて首を絞めた。殺意があったかどうかはわからない」と供述しているという。

 発表では、男は19日午後2時25分頃、同ホーム4階個室のベッドで、寝たきり状態の女性の首を両手で絞めて殺害しようとした疑い。女性は軽傷。

 約5分後、ナースコールで駆けつけた別の職員が、首を絞めている男を発見、制止した。男は「自分がナースコールを押した。誰かに止めてほしかったが、手に力が入っていった」と話しているという。

利用者の首を絞め、殺人未遂の事件を起こした介護職員の男性は、「介護する苦しみを誰かに気付いてほしくて首を絞めた」と供述していますが、
どんな苦しさだろうと、どんな境遇だろうと、介護を求めて施設に暮らしている方に対して首を絞めていい道理があるわけがない。

介護の苦しさに関して擁護の声が上がること自体にも理解に苦しみます。
職業として介護を選び、これまで介護という仕事を通して感じた喜びや達成感は何一つなかったのか。
苦しさを越えるやりがいは何も感じられなかったのか。

逃げ場がどこにもない家族が犯す殺人未遂と
職業として進んで就労して労働時間という縛り以外は自由な介護職員が犯す殺人未遂とを同列に考えてはいけません。

施設のホームページには、以下の3つの目標が掲げられていました。

介護の依頼者である地域・社会に貢献すること。
入所者の方が生きがいを得られるサービスを提供すること。
運営者である職員にとって働きがいのある職場であること。

このすべてを大きく裏切る結果であったことは明白です。
介護職員による虐待を越えた殺人や殺人未遂が次々と報道されていることを
介護という業界で働くすべての人が問題意識を持っていかななければ、
これからもこういった悲劇的な事件はなくならないのかもしれません。

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