狙われる介護車両ハイエース。その手口は?

「ハイエース」は盗みやすい? 中東で需要

 商用車などに広く使われるトヨタ「ハイエース」の盗難被害が全国的に多発している。茨城県で11月に入って少なくとも12台、滋賀県でも一夜で6台のハイエースが盗まれた。埼玉県では、ハイエースばかり100台以上を盗んだ英国人、カメルーン人ら3人が窃盗の疑いで逮捕されている。車両盗といえば高級車や人気車が狙われるイメージがあるが、この実用車が狙われる背後には、海外での意外な需要と「盗みやすさ」の両立につけこんだ、ある種の「ビジネス」の存在がちらつく。
 滋賀県東近江市内の半径約1・5キロの地域では、11月1日夕から2日朝にかけ、ハイエース6台(計約1600万円相当)が盗まれた。茨城県土浦市では11月に入って、2台のハイエースがなくなっている。埼玉、茨城両県警に逮捕された外国人による犯行は、被害総額にして1億円を超えるとみられる。
 土浦市内の介護施設の駐車場からは11月2日朝、施設名を車体にプリントしたハイエースが盗まれた。防犯カメラには、午前4時半ごろ、懐中電灯の明かりのような光りがついたり消えたりするのが映り、その2、3分後には、車が発車する様子がとらえられていた。盗みはあっという間の早業のようだ。
 ハイエースは、車いす仕様車が福祉施設などで使われたり、荷室が広く運搬に便利な商用車として知られている。

車いす用のリフトつきハイエースは、介護施設などの送迎用に利用されることの多い車両です。
普通自動車免許でも運転でき、車椅子を含めて人数もかなり乗れるため、
利用する施設は非常に多いです。
が、このハイエースを狙った盗難が相次いでいるということです。
自分の知っている施設でもつい先日ハイエースが盗まれています。
その手口に関しては、以下のような指摘がされています。

 「盗みやすさ」を指摘する声もある。別の自動車販売業者は「ハイエースは比較的安い商用車。コストを抑えるため、全体に作りが簡素で、客も安く抑えようと盗難防止装置を付けない人が多い」。
 そのため、鍵穴の作りも簡素で「工具などで解錠してドアを開け、シリンダー部分を取り外し、持ってきた部品を取り付けて別のキーでエンジンをかけて盗むのかもしれない」(同販売業者)。
 商用車は「自家用車でないから」と脇が甘くなりがち。つけ込まれぬよう、防犯意識を高く持つことが必要だ。

防犯意識の欠如とともに、盗まれやすいという機能的な特徴もあったようです。
介護施設全般に防犯に対する意識が薄いという指摘は以前からされていました。
施設の名前の入ったリフト車両なんて、盗んでもすぐにばれるだろうし、
好き好んで盗む人もいないだろうと、意識が薄くなりやすいというのは事実です。
まずは最低限の防犯意識から、はじめていきましょう。

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