度の過ぎた悪ふざけ。宇都宮シルバーホームで職員による入所者の虐待。

介護福祉ブログコミュニティ

宇都宮・職員5人たたく、顔に落書き…

 宇都宮市平出町の介護老人保健施設「宇都宮シルバーホーム」で、20~30代の5人の職員が、認知症の入所者4人に虐待とみられる行為をしていたことが16日、分かった。宇都宮市は「事実関係を調査した上で、法に触れると確認されれば指導したい」としている。
 施設を運営する医療法人北斗会によると、虐待とみられる行為があったのは2008年から09年末にかけて。男性准看護師(依願退職)が90代女性を車いすからベッドに移動させる際、必要以上に高く持ち上げて下ろしたり、80代男性の後頭部を平手でたたいたりしたという。
 また、女性介護福祉士は、上半身裸で四つんばいになっている80代男性の姿を撮影し、同僚に見せたほか、他の3人の介護福祉士は自分たちの顔に落書きをした後で、80代女性のほおにも落書きし、撮影していた。
 今年2月に利用者の処遇について職員からヒアリング調査をして4件の虐待とみられる行為が判明。同法人は退職した准看護師を除く4人の介護福祉士を訓戒処分とした。落書きされた女性の家族には事実関係を報告し謝罪したが、ほかの3人はすでに施設を退所しており、連絡は取っていない。
 高齢者虐待防止法では、虐待があった際、自治体に通報することを義務付けているが、同法人は虐待とみられる行為を把握しながら通報しなかった。同法人の小林孝久高齢福祉部長は「これらの行為は精神的な虐待にあたると思うが、直接けがはなく、悪意を持って行ったことではないので、通報はしなかった」と説明。さらに「利用者に精神的負担をかけ、申し訳ない。2度とないように職員への指導を徹底したい」と話している。

おそらく虐待と見られる行為を行ったとされる当人たちは、
ノリでやった程度の認識だったのだろうと思います。
きっと、虐待という意識ではなく、対象の利用者には
ある種の愛着に似た感情もあったのかもしれません。
もちろん、それが正しい行為であったわけはないと思いますが、
そこを認識していなければ、介護の業務を行う上で専門職とはいえないのではないでしょうか。
おそらくそういうことでもやって見せ合うのであれば、
その職員同士は仲もいいのでしょうけれど、
仕事を行う上での連帯感や一体感とはまたそれは別の問題ですし、
個人の問題というよりも、職場環境にも問題があるのかもしれないですね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

介護福祉ブログコミュニティ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です