パロ人気、介護関連施設での評判。

アザラシ型ロボット「パロ」

デイサービス施設でパロが人気

 ギネスブックが「世界で最もセラピー効果があるロボット」と認定したアザラシのぬいぐるみロボット「パロ」が、出雲市内のデイサービス施設に導入され、お年寄りに大人気だ。表情や会話の変化から、センター職員はパロの療養効果を実感している。
 産業技術総合研究所(東京都千代田区)が開発したパロは、感情があるかのように状況に応じてまぶたや体を動かしたり、鳴き声を出すのが特徴。体長六十センチ、重さ二・八キロで、人工毛皮に覆われて触り心地は柔らか。
 導入したのはJAいずも福祉会で、市内四カ所のデイサービス施設「みどりの郷」に一台ずつ配備し、お年寄りにふれ合いを楽しんでもらっている。
 みどりの郷大社を利用する女性(88)は「かわいくて、とってもいい子。まるで孫のよう」と抱いてにっこり。同所の日野美枝子施設長(52)は「パロが来て二週間だが、お年寄りの表情がいきいきしてきた。会話も増え心が活性化しているようだ」と話す。

以前にもお伝えした大人気のアザラシ型ロボット「パロ」ですが、大人気です。
このコメントも面白い。

 みどりの郷大社を利用する女性(88)は「かわいくて、とってもいい子。まるで孫のよう」と抱いてにっこり。

・・・ずいぶん毛深いお孫さんだったんですね。
セラピー効果が高く、衛生面でも安全で、そしてかわいい。
パロを通して、利用者さん同士、そして利用者対職員のコミュニケーションも広がります。
いいケアのできている施設はその効果をきっと実感し、
その効果を最大限に生かそうと考えているでしょうね。
逆に、介護という名の業務から離れられない施設では
きっと猫の手も借りたいならぬ、「パロの手も借りたい」という声が聞こえてきそうですけどね。


ちなみに、こちらはキン肉まんに登場するウォーズマンの必殺技
「パロスペシャル」です。
きっと何の関係もないので、パロに関節技をかけるのはやめましょう。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。