コムスン介護事業譲渡へ、切り売りの介護事業を巡る大手介護企業の思惑。

コムスン

ツクイなども名乗り コムスン介護事業譲渡で

 訪問介護最大手コムスンの事業譲渡をめぐり、介護大手のツクイ(ジャスダック上場、横浜市)は12日、デイサービスやグループホーム事業などの買収をコムスンに申し入れる方針を決定した。メデカジャパン(同、埼玉県)やセントケア・ホールディング(同、東京)、ベネッセコーポレーションの完全子会社で有料老人ホーム最大手のベネッセスタイルケア(東京)なども前向きな姿勢を示している。訪問介護をすべて引き受けることを表明しているニチイ学館との争奪戦も予想される。
一方、ジャパンケアサービス(同、東京)は12日、夜間にコムスンの介護サービスを受ける都内の利用者を対象に、利用者が希望すれば同じ内容のサービスを提供すると発表した。
またニチイ学館は12日、同社の寺田明彦会長と、コムスンの親会社グッドウィル・グループの折口雅博会長によるコムスンの介護事業譲渡をめぐる「トップ会談」の日程が、当初予定していた13日でまとまらず、14日以降に延期されたことを明らかにした。

意外なことに、コムスンの事業を受け継ぐという企業が数多く現れています。
その引き金となったのは、事業の分割譲渡をコムスンが表明したことではないでしょうか。
それぞれの企業にとって、うまみのある部門だけを受け入れることができれば、
業務の効率化やシェア拡大にもつながります。
既に、夜間・深夜の訪問介護事業をジャパンケアに譲渡することを発表しています。

夜間介護サービス利用者受け入れ=コムスン、初の合意-ジャパンケアと

 訪問介護最大手のコムスン(東京都港区)の一連の不正問題をめぐり、首都圏を中心に介護サービスを手掛けているジャパンケアサービスは12日、同社と夜間対応型訪問介護サービスを引き継ぐことで合意したと発表した。コムスンから利用者引き継ぎの要請を受け、コムスン幹部と同社役員が会談し、同日、「利用者の同意があれば受け入れる」(管理本部)ことを決めた。

夜間・深夜の訪問介護に特に力を入れているジャパンケアにとっては、願ってもいない事業譲渡ではないでしょうか。
夜間・深夜の訪問介護は、単価が高くなる分、利用者側の負担も大きくなり、夜遅い時間帯ということもあり、
サービス利用を敬遠するケースも少なくありません。
夜間に無駄のないルート作りをするというのは、難しくなっていると実感している事業所も少なくないでしょう。
もともと24時間介護で成功してきたコムスンと、夜間・深夜の介護サービスの拡大をねらうジャパンケア。
ジャパンケアは、これを機に、一気に夜間・深夜の訪問介護でのシェアを拡大することになります。
このように、分割される介護事業を狙って、介護企業それぞれの思惑が交錯していくことでしょう。
が、逆にうまみのない事業(地域・事業所)はどうなっていくのでしょう・・・。


日経BPでこんな特集記事がありました。

コムスンを生み出した瀕死の介護業界(1)

まぁ、瀕死かどうかはわからないですが、
コムスン問題云々というよりも、その背景となる介護保険の現状について説明しています。
コムスンだけが歪んでいるわけではなくて、介護業界全体が歪んでいるというか、
大きなうねりのなかにあるといった印象です。
これ第二弾もあるみたいですね。

コムスン

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