笛吹けど踊らなかった介護予防事業。

介護福祉ブログコミュニティ

「介護予防」基準を4月から緩和、対象者集まらず

 厚生労働省は27日、介護保険の「介護予防事業」の対象者を拡大する方針を決めた。来年4月から、選定要件を緩和する。
 同事業は、今年4月施行の改正介護保険法の目玉事業。高齢者が要介護状態になるのを防ぎ、給付費を抑制する狙いがあるが、現行の選定方法では対象者が予想以上に少なく、このままでは目的が達成できないと判断した。
 介護予防事業は、介護サービスを使う前の虚弱な高齢者が対象。厚労省が作った基本チェックリストなどで市町村が選定し、希望者は筋力トレーニングや口腔(こうくう)ケアなどの予防事業に参加する。
 厚労省は、65歳以上の全人口の約5%、事業初年度の今年度は約3%が該当すると見込んでいた。
 しかし、全1842市町村に今年9月1日現在の対象者数などを尋ねたところ、有効回答があった1519市町村で4万8549人、65歳以上人口のわずか0・21%にとどまっていることがわかった。
 現行のチェックリストは、25の質問項目に高齢者自身が回答。市町村はそれをもとに、まず候補者を選び出し、さらに心身の状況をみて対象者を決定する。ただし、例えば運動機能に関する質問では、「階段を手すりや壁をつたわらずに昇れるか」「15分位続けて歩けるか」など、5項目すべてに該当しなければ候補者にもなれず、市町村から要件緩和を求める声が上がっていた。
 同省は質問の数や内容は変えないものの、専門家の意見を参考に、対象者になるために必要な該当項目数を減らすなどし、目標の5%を確保することにした。
 「給付の無駄を省き、介護保険を将来も安定的に運営するためには、介護予防は不可欠。必要な見直しをして、一刻も早く軌道に乗せたい」と厚労省老健局では話している。
 また、9割近い市町村から「対象者の把握が困難」との声が寄せられたほか、高齢者の間で介護予防に対する理解も十分でないことから、必要な費用を交付して、来年1月から、市町村の地域包括支援センターで介護予防の普及啓発などもできるようにする。
 介護給付費は毎年10%以上のペースで増え続け、今年度は6・5兆円。厚労省は介護予防や施設居住費の自己負担化などで、2012年度に10兆円に達する見込みの給付費を、2兆円近く抑制できるとしていた。

5%の目標がなんと0.2%。
普通、事業始めるのに、入念なマーケティングはするものだろうと思うのですが、
この5と0.2という開きは異常ですね。
まぁ、ある程度想像はついていた部分もあるのですが・・・。
あわてて、選定基準を改める、売れ残り商品のセールみたいですね。
今回の介護保険の改正において、まがいなりにも最大の目玉でもあったわけで。
こういった計画性の無さやPR不足は毎度のことですがどうにかならないものでしょうか。
このままでは、介護給付費抑制どころか、逆に税金の無駄遣い事業となってしまいそうですね。