喜多方グループホームすこやか暴行死事件、結審。

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懲役8年を求刑/喜多方介護施設裁判が結審

●きょう判決 弁護側は無罪主張
 喜多方市の介護施設の69歳の入居男性に暴力をふるい死なせたとして傷害致死罪に問われた会津若松市の介護福祉士丹藤雅志被告(41)の裁判員裁判は5日目の20日、地裁郡山支部(竹下雄裁判長)で論告求刑があり、検察側は懲役8年を求刑した。弁護側は無罪判決を求めた。判決は21日午後4時に言い渡される。
 争点となった死因と暴行の有無について、検察側は「36年間にわたり、鑑定医として1500体以上の遺体を解剖してきた県立医大の医師が、実際に遺体の状況を見て死因の鑑定をした」と述べ、弁護側証人の2人の専門外の医師より証言の信用性が高いと主張。「抵抗できない被害者に熾烈(しれつ)な暴力をふるった。不合理な弁解に終始する被告人の態度は刑事責任を免れようとしていると評価せざるを得ない」と述べた。
 一方、弁護側は検察側の倍の約1時間を弁論にかけた。
 検察官が犯行動機に触れていないことに触れ、「呼びかけへの反応も薄い入居男性との間に、最低3回も執拗(しつ・よう)に暴力をふるうような事情は考えられない」とした。また、解剖医の鑑定について、「入居男性がてんかん持ちで容体が悪い状態だったという臨床の情報を無視している。解剖してもてんかんの有無は判断できず、鑑定結果は信用できない」と主張した。
 最終陳述で丹藤被告は「特にありません」と話し、結審した。

前回の記事で紹介したグループホームでの暴行死をめぐる裁判が結審しました。
結果は求刑8年。
てんかんによる窒息死であるという弁護側の主張は退けられた形になります。
状況的に考えてみた感じでは予想通りというか、そりゃそうだとは思うのですが、
ただ、被告はまた控訴をしているわけで。
社会的に与える影響も大きい事件であったということも含めて、
被告はこの事件をどう考えているのでしょうね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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