八王子市でも始まるボランティアポイント制。現金との交換は労働?

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八王子市:高齢者の高齢者介護、ボランティアにポイント--来月から実施

 ◇現金、商品と交換、居宅活動もOK--1200人募集へ
 八王子市は7月から、元気な高齢者(65歳以上)が要介護の高齢者の居宅や施設で介護ボランティア活動をした際、ポイントを交付する「高齢者ボランティア・ポイント制度」を始める。たまったポイントは現金や商品と交換できるようにする。同様の制度は既に稲城市などが始めているが、八王子市は「居宅での活動にもポイントを出すのが特長」とアピールしている。
 八王子市が想定する介護ボランティアは▽施設(特別養護老人ホーム)でレクリエーションなどの指導、利用者の移動補助、催事の手伝いなど▽居宅で衣類の整理、話し相手・傾聴など。1時間当たり1ポイント(100円)とし、ポイント手帳に押印する。年間50ポイント(5000円)を上限に、現金か商品(道の駅の販売品)などと交換できるよう検討している。居宅での活動は、市内12カ所の「地域包括支援センター」が確認作業をするという。
 市内の65歳以上の人口は10万4540人(4月1日現在)。市はこのうち計1200人のボランティア(居宅960人、施設240人)を募集する予定で、今後、参加を呼びかける。

いわゆるボランティアポイント制です。
すでに稲城市ではスタートしているので、その流れなどはこちらでご確認ください。
稲城市:介護支援ボランティア制度
さて、人口8万人の稲城市で行われているこのボランティアポイント制が、
はたして人口55万人の八王子市でも同じように受け入れられるかどうか。
稲城市のケースも、まだ追跡調査なども十分に進んでいない状況ですけど、
すでに国としてもこれを制度化するなんて話も出ているようで。。。
そもそも、
ボランティアで現金に交換してもらうというのは、そもそもボランティアなのか労働なのか。
1時間100円の労働力で、介護人材や社会資源の不足を少しでも補いたいという思いも見え隠れしますが。
これがきっかけで市民にボランティアへの意識の高まりが生まれるといいのでしょうけれど。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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