伊丹市の高齢者住宅で介護士がベッドに放火。二つの事件の共通点。

介護福祉ブログコミュニティ

高齢者のベッドに火 容疑の介護士逮捕「ストレスがたまっていた」

 兵庫県警伊丹署は14日、勤務する高齢者住宅施設の入居者の女性(95)のベッドに火を付けたとして、現住建造物等放火未遂の疑いで介護士井ノ上由稀容疑者(20)を逮捕した。女性は別室におり、けがはなかった。
 伊丹署によると、「しんどい仕事ばかりまわってきて、ストレスがたまっていた」という趣旨の供述をし、容疑を認めている。女性には恨みはなかったという。
 逮捕容疑は2月24日午後6時5分ごろ、伊丹市東野1丁目の介護付き高齢者住宅で、1人部屋の女性のベッドにライターで火を付けた疑い。布団は燃えたが、建物には火は移らなかった。

先日も、広島の「ホスピス・ナーシングホーム クリーム」という施設で
介護福祉士が入居者のベッドに放火・殺害を行ったことがニュースとなりました。
どちらも介護付きの高齢者住宅で、
若い女性の介護職員が起こした事件で、
やはり職場内でのストレスがきっかけであったという供述もあり、
非常に内容が似通っています。
大きく違うことは、利用者は別室におり、布団が燃える程度で済んだことから、
直接利用者に危害が加わらなかったという点ですが、
建物に火が回ればどうなるかは想像ができるはずなので、
殺意があったことを否定することはできないでしょう。
ただ、これも若い介護職員が現場で置かれている実態としてあります。
職場内の人間関係のストレスなどによる離職が多く、
介護職の賃金や社会的評価が改善したとしても、
おそらく根本的な解決はないのでしょう。


おそらくこの女性のものと思われるfacebookアカウントもあるようで、
仕事上でのストレスと思われる発言もいくつか見られています。
こういった行動に出ることが許されるものではありませんが、
蓄積されていたものがあったのではないかと思われます。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

介護福祉ブログコミュニティ

1 個のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です