高校生介護技術コンテスト。介護方法の根拠を説明することの意味。

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介護技術競う 嬉野高・松尾さんらが優勝 全国大会へ

 県内の福祉系学科で学ぶ高校生が介護技術を競うコンテストが、佐賀市の北陵高であり、嬉野高(嬉野市)3年の松尾早也香さんと松尾多恵さんが優勝した。介護現場さながらの緊張感の中、利用者の安全に努め、高得点をマークした。
 コンテストには福祉系学科を置く11校のうち7校が参加。各校代表の2人1組で介護を行い、利用者の安全確保や作業の手際のよさ、利用者の尊厳への配慮や介護方法の根拠を本人や第三者に説明できるかなどのポイントで審査した。
 具体的には、ベッドに横たわる右半身まひの81歳男性がポータブルトイレで排せつする際の介助を想定した。男性役の生徒に笑顔で話しかけながら体を起こしたり、まひしている側の体の保護をするなど細心の注意で介助にあたった。審査員は「なぜその位置にトイレを置いたか」などと質問した。
 嬉野高の2人は360点満点で289点を獲得。2位の北陵高は3年の大場里紗さんと2年の塚本飛鳥さんが組み、271点だった。両校は第21回全国産業教育フェア(12月・鹿児島県)で新設される「高校生介護技術コンテスト」にエントリー。選考を経て9月に出場校が決定する。

そんなコンテストがあるんですね。
でも、コンテストに参加する高校生としては、
介護の現場の経験がほとんどなくても、
こういった経験を通して自信を深めることができれば、
就職することへの不安も少なくなりますよね。
コンテストの優勝者はドラフトにでもかけていただきたいくらいですね。
それから、このコンテストのとってもいいなと思ったところは、

利用者の尊厳への配慮や介護方法の根拠を本人や第三者に説明できるかなどのポイントで審査した。

というところですよね。
現場で働いていると、こういう決まりだから、みんなそうやっているから、誰々がそうしろと言ったからと、
根拠のない作業的な介護・支援が多かったりします。
現場で働いている職員にこそ、こういった問いかけを行うことが本当は必要ですよね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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