浴槽死:介護中に87歳おぼれ、2人書類送検 埼玉

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浴槽死:介護中に87歳おぼれ、2人書類送検 埼玉

 埼玉県飯能市の介護老人保健施設で昨年8月、通所していた要介護認定の女性(当時87歳)が入浴中におぼれて死亡する事故があり、県警飯能署は担当の介護士(24)と看護師(58)の女2人を業務上過失致死容疑でさいたま地検川越支部に書類送検した。

 調べでは、介護士は昨年8月23日午前11時ごろ、同県入間市の女性を施設内の介護用浴槽で入浴させた際、浴槽に固定する胸の安全ベルトを十分に締めなかったうえ、目を離し、女性を死亡させた疑い。看護師は介護士の監督義務を怠った疑い。

 女性は体が不自由で、浴槽に前かがみになり、水面に顔をつけて水死していたという。介護士はカーテンで仕切られた別の浴槽で他の通所者の入浴の介助をしていて、女性がおぼれているのに気づくのが遅れたらしい。

ということで、入浴での事故です。

カーテンで浴槽ごとに仕切っているということは、
つまりはプライバシーを尊重するためのものなのですが、
そのために「死角」が生まれるわけです。
プライバシーの尊重、個別ケアの風潮が強い昨今、
十分な準備もないままに個別ケアを導入することで、
このような事故に繋がることもあるでしょう。
プライバシーを保護しつつ、「死角」をつくらない。これが絶対条件。

デイで通所する人の入浴、
限られた時間内で人数をこなさなければならないという点で、
スタッフの心の中からも利用者個々への対応は置き去りにされるわけで、
何が個別ケアかと。

入浴の流れ作業ってどうも好きになれないんですよね。
特に特殊浴槽。
特殊浴槽に入って、入ったかと思えば早々に上げられて、
獲物に群がるようにスタッフに体を拭かれて洋服を着させられ、
それって楽しいものなのかどうか。
それとも、入浴に楽しさを求めてはいけないのか。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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