職員発症、入所者より高率 高齢施設のインフルエンザ

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予防接種はお済みですか?

職員発症、入所者より高率 高齢施設のインフルエンザ

▼ 引用 ▼ 

老人ホームなど約400の高齢者施設のインフルエンザ発生状況を
流行シーズンに調べたところ、
入所者がかかった施設より、
職員が罹患(りかん)した施設の方が多かったとする調査結果を、
厚生労働省研究班が13日までにまとめた。

入所者より職員の方が予防接種率が低いのが一因とみられる。
職員がかかると施設内流行の引き金になる恐れがあり、
研究班は費用の公費負担など接種率向上対策が必要と指摘。
同省は職員や医療関係者への接種の在り方を検討会で議論する。

研究班の鷲尾昌一・札幌医大助教授によると、
北海道内の老人保健施設や養護老人ホームなど547の高齢者施設にアンケート。
2002年11月-03年3月の間で、
のどの痛みやせき、鼻水、39度以上の発熱などを伴う
インフルエンザ様疾患の発生状況を聞いた。
回答した409施設のうち、
入所者の発症は115施設(約28%)、
看護や介護の職員の発症は149施設(約36%)だった。
また入所者の7割以上が予防接種した施設は約80%だったが、
職員では約62%の施設にとどまり、職員の接種率が10%未満の施設も48あった。

▲ ▲ 河北新報 より

抵抗力が弱い高齢者は罹患した際、
他の基礎疾患との関係で重症化しやすいことから、
危険視されているインフルエンザ。
今年も猛威を振るっております。

ケアにあたる職員の予防接種への意識向上を望みたいですね。

この結果を見て、予防接種の実施率だけしかクローズアップされていませんが、
人ごみに出ることが少なく、社会との接点が少ない施設入所者が
罹患率が低いのは当然といえば当然なのかもしれませんので、
一種の情報操作っぽいとか言いたくなりますが、
マナーとして、インフルエンザの予防接種。
職員を雇用する側にも予防接種への取組強化を期待します。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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