長崎グループホーム「ベルハウス東山手」火災。防火扉・スプリンクラー設置不備。

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長崎の介護施設で火災、入所者ら女性4人死亡

 8日午後7時40分頃、長崎市東山手町の認知症グループホーム「ベルハウス東山手」(鉄筋4階建て、延べ約530平方メートル)の2階部分から出火し、一部が焼けた。長崎県警大浦署によると、70歳代から100歳以上の入所者10人全員(男性2人、女性8人)と、当直職員ら2人が病院に搬送された。入所者のうち、女性4人の死亡が確認された。午後9時49分に鎮火した。
 大浦署は、死亡した4人のうち2人は、2階で暮らしていた安達キサノさんと3階の中島千代子さんと発表した。2階で3人が死亡し、3階で1人死亡した。
 長崎市福祉総務課によると、ベルハウス東山手を運営しているのは長崎市の介護サービス会社「アイ・エル・エス」(桝屋幸子代表取締役)。施設は認知症グループホームと呼ばれる認知症対応型共同生活介護事業所で、介護保険法に基づき、市が2006年4月、グループホームに指定した。

思い起こせば2006年1月にグループホームでの火災があり、
5人の焼死者、2人の一酸化炭素中毒死者を出した事件があったのが
同じ長崎でした。
その事件を契機に、スプリンクラーの設置義務化を望む声が増えていきましたが、
火災警報機の設置こそ進んだものの、
スプリンクラーの設置は義務化されず、いまだに全国でも半数以上のグループホームは
スプリンクラーが設置されていないといいます。
こういった火災が繰り返されていても、
議論が起こってはすぐに風化してしまう。
利用者の生命を守るために、悲劇をこれ以上繰り返さないように、
今回の事件からも目をそむけてはいけません。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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