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2008年02月29日

「健康・快適あんしんサポートショップ」高齢者向けスーパーマーケット。

ヨーカ堂に高齢者向けショップ

 大手スーパーのイトーヨーカ堂は29日、千葉県市原市の市原店に1日オープンする高齢者向けショップの内覧会を開いた。物販に加え、介護情報の提供などサービスも行うのが特徴で、年間5〜10店舗に開設していく予定。

 名称は「健康・快適あんしんサポートショップ」。オムツや車イスなどの売り場に、高齢者向けフィットネスクラブや、地元の介護事業所などを紹介する情報コーナーなどを併設する。

 市原店では4階住居用品フロアの中の約825平方メートルに開設し、無料運動コーナーも設けた。

 同社は約100店舗で介護用品を集めたコーナーを展開しており、好調。開店から30年以上経過した店舗などでは客の高齢化が進んでおり、潜在的な需要があるサービスも提供する。

ヨーカ堂などの大手スーパーは、これまで「何でもそろっている」ことを売りに、
大量生産・大量消費の社会の中で躍進してきました。
しかし、スーパーの売上げは年々低下し、
「何でもそろっている」はいつしか当たり前になってしまい、
「何の個性もない」という面ばかりが強調されるようになりました。

よりターゲットを絞ったマーケティングが重要性を増す今後、
ターゲットをシニアにしたスーパーマーケットが次々と生まれるかもしれません。

2008年02月26日

介護事業者の不正を暴く、介護保険Gメンにご注意を!

豊島区、監査グループを「介護保険Gメン」に 体制整備

東京都豊島区は、高齢者の介護サービス事業者の不正調査を行う介護保険課の監査グループを、この4月から1名増員し、いわゆる「介護保険Gメン」に体制強化する。

同区介護保険課管理グループは編集部の取材に応じ、「介護保険Gメン」を整えることとなった経緯を語った。それによると、昨年度までの監査グループは介護保険課の職員2名によるもので、予算もなし。介護サービス事業者の不正を「張り込み」や「尾行」で調査する際に必要なビデオカメラなどは職員の私物を使用していた。

今年1月17日の「第23回社会保障審議会介護保険部会」でも、指導監査の担当職員数は、総合計で約8,800人いるが、人数よりもGメンのような精鋭の専門官を創設してはどうか、と提案されている。

こうした中、豊島区はこの4月から「介護保険Gメン」の体制強化に踏み切り、100万円あまりの予算をあてた。ビデオカメラ、望遠レンズの購入などのほか、非常勤の専従職員を1名増員。これは4月に採用予定で、その人物像としては「探偵とまではいかないが、何らかの経験や知識がある人をと考えている」と話した。

張り込みや尾行なんてしていたんですね。
介護給付費の不正請求が大きな問題となってきていますが、
まだそれをシステム的に発見する機能というのは十分ではなく、
いっこうに不正があとを絶たないというのが現実です。

そこで、豊島区では、介護保険Gメンを配置し、
行政職員というよりは探偵に近い専門家が介護給付費不正請求に挑むようです。
下手に監査指導の行政職員を増やすよりも効果があるかもしれませんね。
誰も気づかないうちに、
オムツの配達業者に変装して施設内部を探ったり、
盗聴器を使って電話での裏取引を傍聴したり(それは犯罪か)。
こんな介護保険Gメンが、豊島区だけでなく全国で活躍する日も近いのかもしれません。

人手をかけて不正請求を暴くよりも、
不正請求を未然に防ぐようなシステムを整えることが最優先だとは思いますが。

2008年02月23日

腰痛:介護従事者の8割が経験する職業病。

介護従事者:8割に腰痛経験 滋賀医大グループが全国調査

 介護従事者の8割に腰痛の経験があることが滋賀医大の北原照代講師(労働衛生学)らの研究者グループによる全国調査で分かった。訪問介護は小規模事業者が多いため実態がつかみにくく、全国規模の調査で実態が明らかになったのは初めて。豪州では人力に頼る要介護者の移動を減らす「ノー・リフティング・ポリシー」が普及しており、北原講師は「負担を減らす介護技術の発展が不可欠」と話している。

 文部科学省の助成を受け、05年7〜10月に調査。全国402カ所の介護事業所に質問紙を郵送し、40都道府県395カ所の4754人(うち女性4262人)から回答を得た(回答率72%)。

 「現在、腰痛がある」と答えたのは女性の54%、男性の55%。「就労後に腰痛になった」人は女性の78%、男性の76%に上った。就職前に腰痛がなかったのは2203人で、うち74%の約1600人が「介護の仕事について初めて腰痛を経験した」と、介護が腰痛のきっかけになったと回答した。一方、以前から腰痛があった1741人の39%が「悪化した」と答えた。

みなさんの周囲にも、腰痛に悩まされている介護従事者の方は多いと思いますが、
なんと、介護従事者の8割が腰痛を経験しているという調査結果が出ました。
6年間介護の仕事をやってきて腰痛を経験しなかった自分はなんと幸せ者か。

この調査結果では、腰痛の発生率に男女の性差はまったくなく、
力仕事=男性の仕事として、移送などのケアに依存するという傾向は施設などでは特に強いと思いますが、
実際はほぼ同じ割合で腰痛は発症しているわけです。

こうなると、すぐ介護ロボットの話がでてきてしまったり、
リフターの話が出てくるわけですが、
まだロボットは実用段階とは言い難く、リフターも日本の住宅事情に適応しないケースが多いというのが現状です。

まずは、自分の介護技術を見直して、
自分の越に負担がかかっていないかを見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

2008年02月18日

ホームヘルパー全国交流集会を傍聴してきました。

今日は、代々木でホームヘルパー全国連絡会の主催による
ホームヘルパー全国交流集会を傍聴してきました。

午前中は生活援助の利用制限と後期高齢者医療制度改革についての基調講演がありました。
非常にわかりやすくまとめてありました。
2009年の介護報酬改定が今後の介護保険の方向性を決める大きなターニングポイントになりそうですね。

午後は、途中で退席しましたが、
「働き続けながらサービスの質を高めていける環境について交流しよう」という分科会に参加させていただきました。
ステーション方式をとる事業所など、いくつかの事業所での実践についての報告がありました。
ただ、議論の中身は、「サービスの質を高めて」というよりも、「働き続ける」という部分にスポットが当たり、
移動時間や研修時間の手当てだとかいった話が多くなった印象があります。
テーマとしては、むしろ研修の中身であったり、利用者情報の伝達や情報交換であったり、
またそれによる効果といった話が軸になるべきなのかなと思っていたのですが。
それだけ、ホームヘルパーの経済的保障というものが脆いもので、不安を抱えている人が多い切迫した状況であるということが感じられました。
途中までしか聞けなかったのが残念で、その後の話の展開がどうなったのかはわからないのですが。

2008年02月14日

介護食の革命。タケノコ、ニンジンが柔らかくなる調理法、凍結含浸法とは。

介護食に「革命」 硬い野菜をそのまま軟らかく 広島

 見た目や香り、栄養分を保ったまま、タケノコやゴボウ、レンコンなどの硬い食材を舌でつぶせるほど軟らかくする技術を、広島県立総合技術研究所食品工業技術センター(広島市)が開発し、特許も取得した。昨年末からは広島市内の介護老人福祉施設の食事の煮物などに利用され、これまで流動食に気の進まなかったお年寄りらに好評だ。病院食や検査用食品に応用する研究も進み、この技術を使ってたくあんなどを商品化した食品メーカーもある。
  
 同センターが開発したのは、植物の組織内に細胞同士の結合を解く酵素をしみこませ、食材の形を崩さずに硬さを調整する技術。「凍結含浸法(とうけつがんしんほう)」と命名され、05年に特許を取得した。ほとんどの野菜に利用できる。

 約100人が入居する介護老人福祉施設「くにくさ苑」(広島市安芸区)は、昨年12月から一部の入居者の食事にこの技術を利用し始めた。

 これまで、食材としては硬くて、のどに詰まらせやすい高齢者の食事には向かないとされてきたタケノコや、レンコン、ニンジン、ゴボウなどを使った煮物や、ジャガイモ入りのカレーなどの料理を作る。

 脳梗塞(こうそく)で流動食しか口にできなかった高齢者は、これまで食欲がわかず、介助者が食事を口元まで運んでも口を開けないほどだったが、この技術を使って軟らかくなった煮物を出すと、自ら進んで食べ始めた。流動食を食べ終えるのに1時間以上かかっていた別のお年寄りも、食欲が旺盛になり、約20分で食事を終えるようになったという。

 同施設の主任管理栄養士・前西政恵さん(52)は「流動食は食べる楽しさを感じてもらいにくいが、見た目や味を損なわないこの技術で食べる意欲をもってもらえるようになった。消化にも良く、まさに介護食の革命」と歓迎する。

これまで、根菜類などの硬い食材を高齢者向けに柔らかく形状を保ったまま調理することは難しいとされていました。
それを可能にした凍結含浸法という技術は、初めて耳にしましたが、このように紹介されています。

食材を冷凍して細胞間のすき間を広げた後に解凍し、減圧装置の中で、食材内部の空気と外部の物質を入れ替える技術。細胞と細胞を結ぶペクチンを分解する酵素・ペクチナーゼを染みこませれば、形状を変えずに食材を軟らかくでき、濃度と反応時間で硬さの程度も調整できる。広島県立総合技術研究所食品工業技術センターが98年、食材の細胞をばらばらにする研究に着手し、03年度から本格的に食品への応用が研究され始めた。

家庭で行うことは現実的に難しいでしょうが、
柔らかく加工された食材が簡単に手に入るようになれば、
高齢者の食生活は大きく変わるかもしれません。

そして、この調理法を実践している「くにくさ苑」ですが、
残念なことに、先日同一法人内の老健「ふかわ・くにくさ」で、痛ましい事件がありました。

さまざまな職種が力を合わせて、今回紹介したような画期的な試みに挑戦し、
利用者の生活の向上に向かっているというのに、
それを台無しにするように、社会の信頼を損なうような事件があったということは、本当に残念なことです。

2008年02月13日

介護情報コミュニティサイト「きらけあ」が3月オープン!ブロガー大募集。

3月1日に、関西圏を対象にした介護情報コミュニティサイト「きらけあ」がオープンするとのことです。
求人情報や、セミナー・研修の情報など、関西圏にいる人にとっては介護に関する貴重な情報源になりそうです。

また、きらけあブログとして、きらけあのサイトでブログをする人を募集しているそうです。
笑わせてなんぼの介護福祉士ブログがこちらにもオープンしていたりします。
蛇足ですが、ブロガーのjunkoさん、若いころの写真、かなり美人ですね。

きらけあではブロガーを募集しているようなので、
興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか?

2008年02月12日

介護報酬の引き上げ要望。2009年の介護報酬改定はどうなる?

介護報酬大幅アップを要望 事業者団体ら厚労相に

 民間の介護事業者らでつくる介護保険制度研究会は12日、舛添要一厚生労働相に対し、介護職の人手不足や事業者の経営悪化を改善するため、2009年度の介護報酬改定で報酬を大幅に引き上げることなどを求める要望書を提出した。

 「低賃金による離職率の高さが訪問介護の質の低下をもたらしている」「現状の介護報酬では賃金を上げることが困難」などを理由に挙げた。

 このほか、介護職が魅力ある専門職種となるような社会的な意識をつくり出す施策の推進や、地域支援事業と居宅介護支援事業への一般財源導入の検討などを求めた。

 報酬引き上げに伴う保険料アップについて、研究会の座長を務める白沢政和大阪市立大教授は記者会見で「一般財源導入などいろいろな議論があるので、国民の声を聴いて社会保障審議会で話し合ってほしい」と述べた。

介護報酬の大幅なアップを要求したなんていうと、とてもがめつい感じがありますが、
せめて人並みに生活できる給料を確保できるだけの介護報酬を設定して欲しいというだけなわけで。
前回の改定で大幅にカットされた介護報酬が、どの程度盛り返すことができるのでしょうか。

また、介護報酬が改定されることが、
直接介護職員の給与にダイレクトに反映されるという保証は無いわけですから、
そのあたりも各事業所で整備していくことが必要ですね。

2008年02月11日

広島県老健「ふかわ・くにくさ」で職員が入所者を蹴る。

介護職員けり、入所者けが

 安佐北署は9日夜、広島市安佐北区三入東2丁目、保健施設介護職員市河隆司容疑者(29)を傷害の疑いで逮捕した。2月4日夜、勤め先の同区上深川町の介護老人保健施設「ふかわ・くにくさ」で、入所者の無職男性(74)=同区=の胸をけり、1カ月以上のけがをさせた疑い。便座で男性のおむつの交換の最中で「早うせえや、と言われてけった」と供述しているという。

 施設などによると、男性に内出血が見られたため6日、施設の系列病院で診察。翌朝、容体が急変し、市内の別の病院へ救急搬送した。9日昼、施設から同署に通報があった。市河容疑者は9日に解雇された。

介護を仕事としている人であれば、
今回の容疑者の男性のように、「早くせいや」とか言われることありますよね。
それだけで、胸を蹴るほど逆上するというのは理解が難しい部分があり、
精神的に何らかのストレスがあったり、それまでにその利用者に対して何らかの感情を抱いていたり、
そういった背景がありそうな印象を持ちますが。

ちなみに、その老健「ふかわ・くにくさ」はこちら
法人のホームページを見ると、ISO取得を含め、積極的な取り組みをいろいろ行っているようですが、
そういった積み重ねも、こういったことがあるだけで、一気に信頼が失われてしまうというのは残念ですね。

ところで、ふかわ・くにくさって、どんな意味なんでしょう。

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