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2007年12月31日

ブログから2007年を振り返る。

介護業界激震の2007年をブログ記事から振り返っていきたいと思います。

フィリピン人介護職の受け入れは来年以降。

手錠と檻。動物園と化した介護施設での虐待。
 
いよいよ、専門介護福祉士誕生へ? 

現役介護士シンガー砂川恵理歌さんって、知ってます?

老人保健施設にナイフ男。面会者と看護師を刺す。

「准介護福祉士」。介護福祉士試験に落ちた人のための資格?

介護給付費削減という名の「成果」。

「協力的でない」からと入所者を殴る介護福祉士
 
ボランティアの獲得ポイントで介護保険料減免の矛盾。

質を問われる日本人介護福祉士、数を問われる外国人介護福祉士。

国家試験落第者の資格、准介護福祉士が成立。これが資格と呼べるのか。

専門介護福祉士創設へ。資格ができれば人材確保できるという幻想。

介護は3K職場ではなく、4K職場である。

ヘルパー全体の信用を傷つけた。認知症利用者から1億円超の詐取は懲役7年。

コムスン指定打ち切り!訪問介護事業はどこへ。

 別会社への譲渡。コムスンの介護事業は?介護サービスの継続性とは。

続報、コムスンショック。介護事業と金儲け。

コムスン介護事業譲渡へ、切り売りの介護事業を巡る大手介護企業の思惑。

コムスン、ケアマネによるサービス囲い込みに報奨金。

訪問介護利用者殺害の元ヘルパー、無期懲役に。

施設の介護職員配置増へ。厚生労働省は介護の現状を本当に理解しているのか?

療養病床問題。介護報酬改定の1年前倒しへ。

介護職の待遇改善指針。適切な介護報酬とは。

新潟県中越沖地震の死者はいずれも高齢者。災害弱者を救うためには。

実際どうなの?介護職員基礎研修。受講者数が増えない理由。

厚生労働省のデタラメ。40万人が足りない?介護の人材確保は、本当に実現できるのか?

コムスンの訪問介護、都道府県ごとに分割譲渡!

介護福祉士が足りない!介護福祉士を増やすには。介護福祉士国家試験が年二回になる?

コムスン施設サービスをニチイ学館へ譲渡。平成の大合併?ニチイコムスン誕生の理由。

虐待問題の東大和市さくら苑で介護過誤。

訪問系サービス、コムスン譲渡先決定。コンプライアンスはどこへ。

胃から手袋10枚。瀬戸療護園での業務上過失傷害。

大腸からスプーン?八王子市の特別養護老人ホームでの不可解な出来事。

デイサービス孔雀庵で入浴中の水死事故。事故から何を学ぶべきか。

ダスキンゼロケアでも虚偽申請。

コムスン譲渡先問題、熊本で交渉決裂?熊進企画の辞退の理由。

コムスン譲渡先問題に異変!三重の事業者有限会社共栄も辞退。

高齢者虐待調査。通報するのは誰?

介護の人材不足は今に始まったことなのか?介護労働の検討チーム設置。

FA制による福祉人材の流動化の試み。

ホームヘルパーによる130万円の窃盗。訪問介護への不信感は。

急増する介護事業の倒産件数。介護事業生き残りサバイバル。

稲城市、介護保険料減免ボランティアで登録者数増加。世田谷区でも。

全国展開の介護サービス事業者に国の指導監督権限。

暗雲、フィリピン人介護士問題。日本・フィリピン双方が反発。

介護サービス情報の公表調査手数料の値下げへ。

格付けされる有料老人ホーム。高齢者の住まいの価値観とは?

要介護認定の調査項目が88項目へ。

介護タクシー、制度悪用で、不正受給2億円。

改正社会福祉士・介護福祉士法成立!准介護福祉士創設!

介護保険事業所指定取り消し連座制、見直しへ。

ホームヘルパーがいなくなる。訪問介護職従事者数が初めての減少に。

介護施設でのノロウイルス集団感染。あっという間に北上中。

同居家族がいる家での家事援助禁止解除。

と、暗いニュースばかりになってしまいました。

今年、介護は危機的な人材不足に見舞われました。
その中で成立した改正社会福祉士・介護福祉士法で、
フィリピン・インドネシアから介護人材を受け入れることが既に決まっており、
介護福祉士養成課程や、准介護福祉士の新設など、介護を取り巻く環境も大きく変化していきます。

2008年が、介護業界全体にとって明るい一年になるように願いを込めて。

2007年12月30日

ヘルパータウンブログ、2007年の注目記事ランキング。

このヘルパータウンブログで、
今年もっともアクセスが多かった記事はどれかをランキングにしています。
記事の個別ページへのアクセス数を集計して、そのトップ5を紹介します。

2007年、ヘルパータウン注目記事ランキング。

1位 コムスンの不正請求、介護事業所への逆風

2位 さくら苑の虐待問題、その後

3位 いよいよ、専門介護福祉士誕生へ?

4位 性的暴言と虐待。(さくら苑虐待問題)

5位 ぶるーくろす癒海館虐待事件の反応

といった形で、やはりコムスン虚偽申請の話題が最もアクセスを集めていました。
検索キーワードでも「コムスン 不正請求」というキーワードが今年のトップでした。
今年の漢字「偽」を象徴するような事件となりましたね。

さくら苑での虐待問題も注目を集め、トップ5にふたつの記事がランクイン。
事件自体は2006年にさかのぼるので、どちらも昨年の記事になりますが、
今年もさくら苑で介護過誤があり、注目されることとなりました。
虐待事件など、暗いニュースばかりが目立ってしまう一年でした。

専門介護福祉士(3位)や、フィリピン人介護福祉士(8位)の記事にもアクセスが多く、
介護の人材を巡る今後の動向にも注目が集まっているようです。
下半期には、キネステティクやタクティールケアなど、介護技術についての記事にもアクセスが増え、
介護の質の向上を目指す方々によるアクセスが増えていることを実感しています。

次回の記事では、ヘルパータウンブログの記事からこの一年を振り返ってみたいと思います。

横浜市磯子区の火災、電動式介護用ベッドから出火?

横浜磯子で介護ベッド燃え83歳死亡

 横浜市磯子区滝頭で29日早朝、電動式介護用ベッドで寝ていた無職神鳥ハナイさん(83)が、大やけどを負って死亡した。年の瀬に一人暮らしの老人を襲った悲惨な火災。「まさかベッドが燃えるなんて」――。近所の人や遺族はやりきれない表情を見せた。

 磯子署の調べでは、ベッド裏にあるリクライニング用のモーターがよく燃えており、その上のマットは焼失していた。近くにはほかに暖房器具や火の気はなかった。県警科学捜査研究所と連絡を取るなどして、モーター部分などに問題がなかったか、慎重に調べる。

この火災、暖房器具などが無かったことから、電動ベッドから出火という見方が強くなっています。
もちろん、断定することはできませんが、電動の介護用ベッドから出火する可能性も無いわけではありません。
可能性としては、ベッド周辺がホコリをかぶっていて、それが原因で出火し、火災となることは十分考えられます。
もちろん、それだけではなく、コンセントの差込部がホコリの影響で出火することもあります。

電動ベッドから出火した可能性が強いとしても、それをメーカーの責任というには少し議論が乱暴かもしれません。
ただ、空気の乾燥する時期、火災も増えてきます。
ヘルパーの皆様も、訪問先の住居内のホコリには警戒していきましょう。
火の用心。火の用心。

2007年12月27日

サンタクロースの来ない障害者作業所。金庫荒らしで現金150万円失う。

障害者作業所で金庫荒らし=工賃など150万円

 東京都江東区北砂の障害者通所作業所「ゆめ工房」の事務所の金庫から現金約150万円が盗まれていたことが26日、分かった。警視庁城東署は窃盗事件として調べている。
 調べによると、22日午後6時半ごろから23日午後1時20分ごろの間に、同作業所の裏口がバールのようなもので壊され、作業所内の事務所にあった金庫がこじ開けられ、現金約150万円が盗まれた。通帳などは金庫に残されたままだった。
 現金は作業工賃や運営資金などで、26日に近くの施設で地域住民を招いて行われるイベント資金も含まれていた。

依然として、厳しい逆風にさらされる障害者作業所ですが、
さらに、サンタクロースではなくて金庫荒らしが来るのですから、泣きっ面に蜂です。

けれど、よく考えてみると、
26日に行うイベントの資金も一緒に奪われたと。
これって、内部の人間による犯行の可能性が高いって考えるのが自然ですよね。
イベントが行われるため、金庫には現金があることを知っていた人間もいたはずですから。

もともと、防犯体制のもろさが指摘されることの多い福祉関連施設。
苦労して、利益を上げていったお金で、それが利用者のわずかばかりの工賃になります。
奪われたのはその工賃を含む現金なのですから、
セキュリティについて、見直していくことも必要ではないでしょうか。

2007年12月26日

同居家族がいる家での家事援助禁止解除。

「同居家族いても訪問介護を」厚労省が呼びかけ

 在宅で高齢者を支えることが重要視される中、厚生労働省は12月21日までに、介護保険上でホームヘルパーが行う「生活援助」について、利用者に同居家族がいても個々の状況に応じて判断するよう、各都道府県の担当課に呼びかけた。一部の市町村で、同居家族がいることのみを判断基準として機械的に介護給付を認めないなどの実態を考慮した。

 訪問介護サービスには、食事や入浴を手伝う「身体介助」と調理や洗濯などを行う「生活援助」の2種類がある。生活援助の対象となるのは、一人暮らしの高齢者と、障害・疾病またそのほかのやむを得ない事情を持つ家族と同居する高齢者とされている。
 しかし、自治体によっては、同居家族がいることによって「家事ができる」と判断し、介護給付の支給を認めない事例が続出している。
 東京介護福祉労働組合の清沢聖子書記長は、都内の現状について「同居家族がいるとかたくなに生活援助を認めない区が複数ある」と話す。また、作家の沖藤典子委員が厚労省の介護給付費分科会に提出した意見によると、90代の夫が80代の妻を介護する世帯、乳幼児のいる40代が要介護5の親を介護する二世帯同居などから「生活援助が打ち切りになった」という訴えが寄せられているという。

 このような事情を受けて厚労省は、「生活援助への介護給付の支給について、市町村は、同居家族がいても個々の状況に応じて判断する」という旨の事務連絡を、各都道府県の介護保険主管課に対して実施。また、比較的介護の必要度が低い高齢者に対して提供される「介護予防訪問介護サービス」についても、個々の利用者の状況を同様に考慮することを求めた。

これまで、同居家族のいる家庭での生活援助(家事援助)は禁止されてきました。
それによるトラブルも数多く聞かれていましたが、この方針が一転して解除。

ですが、個々の利用者の状況から判断して、という条件付です。
この、生活援助を行うのに適切な状況はどこに基準があるのか。
正直、厚生労働省が、事業者側に責任を丸投げしてしまったような印象も否めません。

家族のいる家庭での生活援助を禁止した時点で、
介護を社会化するという介護保険の理念とはかけ離れており、
結局家族が犠牲にならなければいけない制度という印象が強まりました。

家族や利用者のニーズと、厚生労働省との板ばさみにあいながらも、
真剣に利用者に向き合い続けてきた事業所は、
場合によっては信頼を失い、スタッフを失い、得られるはずの介護報酬でさえも失うケースがあったわけです。
それに対して、一律で生活援助を禁止した張本人は、
これからは個々の状況で判断していいと言うだけで、何の反省の弁も聞かれないというのは遺憾です。

財政負担だけの問題で、より小さな介護保険を作ろうとしてきたひずみが、
ここにきてますます大きくなってきています。

2007年12月23日

生活の延長線上の介護予防。銭湯でリハビリ。

介護予防へ 大田区の銭湯お助け

 知る人ぞ知る“銭湯王国”の大田区で、公衆浴場組合が、長年の利用客であるお年寄りたちに恩返ししようと、無料の介護予防講座「健康入浴大学」を始めた。保健師や理学療法士を銭湯に招き、血圧測定や健康相談を行うもので、体操や輪投げなどゲームも楽しめる。最近八つの銭湯でスタートしたが、来年はもっと数を増やすという。   

 対象は65歳以上。連合会が主催する形で、1月までの2か月間に、8か所で8回実施することにした。今月13日には、同区東蒲田の「大正湯」で開催。女性客7人が参加し、保健師の問診を受けた後、転倒防止のため筋肉をつけようと、タオルを振り回す体操で汗を流した。

 連合会は冬の恒例行事にする方針で、来年以降は開催をもっと拡大したいとしている。

自分も以前、大田区の訪問介護事業所で働いていて、
家に帰れなくなったときに銭湯を使ったりしたのですが、
銭湯も、ひとつのコミュニティとしての働きを持っている印象があります。

介護予防はもっと生活に身近な場所にあってもいい感じがします。
どこどこの病院だのデイサービスだのに行って、
近所づきあいの無いまったく初対面の人たちと一緒に、
まったく縁の無いような筋力トレーニングのマシンと向き合うというだけが、介護予防ではなく、
もっと生活の延長線上にこういった介護予防に向けた取り組みがあればいいなと感じます。

もちろん、大田区とひとくくりにしても、
西側(田園調布とかの高級住宅地)はまた違うのでしょうけれど。

2007年12月18日

介護施設でのノロウイルス集団感染。あっという間に北上中。

柏崎でノロウイルス47人感染

 柏崎市市営養護老人ホーム「御山荘」で今月に入り、入所者と職員計47人がノロウイルスに感染していたことが18日、分かった。同日の市議会厚生常任委員会で報告された。1日から下痢やおう吐などの症状の訴えがあり、12日までに全員が回復。入院者はいなかった。

 御山荘によると、感染したのは入所者41人と職員6人。このうち3人の検便からノロウイルスが検出された。原因については、食事によるものではなく、入所者が通院時に感染した可能性があるとみている。

毎年、冬になるとこのニュースをお伝えしていますが、
すでに介護施設では風物詩になっているといえそうな気もします。

ノロウイルスの胃腸炎急増 国立感染研が注意呼び掛け

 都道府県別の定点当たり報告数は、長崎の34・7人が最多。大分32・1人、佐賀29・0人、福岡26・7人、熊本26・2人と続き、九州が目立つ。

九州をはじめ、西から拡大していくのが特徴なのですが、
最初にお伝えしたニュースのほかにも、すでに、北陸や東北での被害も多数報告されています。

大仙市の特養ホームでノロウイルス 入所者ら18人が症状(秋田)

老人ホームで感染性胃腸炎?女性死亡(山形)

みなさんの施設でも、手洗いや排泄物嘔吐物の処理、今一度見直してみましょう。

映画に描かれる障害者。現実の障害者。

「問題作」映画、主演は障害者 殺人犯役、海外で高評価

 生まれつきの脳性まひで重い障害がある住田雅清さん(50)=兵庫県西宮市=が、東京で公開中の映画「おそいひと」(柴田剛監督)で主演している。作品は15カ国の映画祭に招かれ、賞もとった。しかし、障害者が連続殺人を起こすというストーリーで、「障害者差別を助長しかねない問題作」との見方もあり、国内では4館でしか上映が決まっていない。住田さんは「いい人もいれば悪人もいる。障害者も健常者と同じということを理解してほしい」と話している。

これまで、映画や小説などで描かれてきた「障害者」というものが、
非常にステレオタイプで、善や、純粋さや、素直さというものの象徴のように描かれることが多かったように思います。
けれど、実際はそんなことはないわけで、
社会に受け入れないことなどの経験を通して、むしろネガティブな感情も強かったりするわけです。
援助者としては、
ネガティブな感情や性質といった暗い側面も受け入れつつ、ケアするという姿勢が大切ですよね。

先日、大阪の八尾市で児童が歩道橋から投げ落とされたという事件がありましたが、
これは、障害者施設に通う男性による犯行でした。
「仕事のストレスでむしゃくしゃしていた」というのが動機だったようですが、
そういった負の感情にどう向き合っていくかというのは大きな課題になりますね。

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