介護施設の居住・食費、きょうから全額利用者負担

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介護施設の居住・食費、きょうから全額利用者負担

 改正介護保険法の一部が1日施行され、介護施設の居住費と食費が保険給付の対象外となり、全額利用者負担となる。

 在宅で暮らす高齢者との負担の公平を図るのが主な狙い。利用者の負担増は月額数万円程度と見られ、厚生労働省では、この改正により、年間3000億円の介護給付費の削減を見込んでいる。

 対象となるのは、特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設に入所する約80万人。部屋代や光熱水費などの居住費と食事の調理費などが、全額自己負担の在宅と違って、施設では、これまで保険で賄われていた。

 新しい自己負担額は施設と利用者との契約によって決まり、施設ごとに異なる。低所得者については、居住費、食費それぞれに負担の上限が定められるため、自己負担額は現在とほとんど変わらない見通しだ。

ついに始まりました。改正介護保険。
とりあえず、改正に先駆けて、ホテルコストの全額自己負担導入が行なわれました。
低所得層への負担軽減措置も功を奏し、無事にスタートを切ったようです。

食費全額自己負担で、施設における「食事」のあり方も見直されています。
全額自己負担になったことから、食事のメニューを豪華にするところもあれば、
負担額を抑えるために、食費を低く設定する施設もあり、
今後も二極化も進んで行くかもしれませんね。

全額自己負担になったのですから、
施設の食事も利用される方の自己決定を尊重して、
ある一定の範囲の中で、
好きなメニューを選ぶ、
自由におかわりができるとか、
決められた席で食べるのではなく好きな人と食べるとか、
好きな時間に食べるとか、
健康維持のためだけでなく、楽しむことを優先にした食事だったりすると、
また楽しいかもしれないですね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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