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2006年07月29日

ネット上で介護記録を閲覧できる時代。

グループホームの介護記録、ネットで閲覧・10月から実証実験

 特定非営利活動法人(NPO法人)の北海道NPOサポートセンター(札幌市)や三井不動産などは、高齢者向け介護施設「グループホーム」の介護記録をインターネット上で閲覧できるサービスに乗り出す。遠方に住む家族でも入居者の生活を把握できるようにし、サービス向上につなげる。10月から実証実験を始め、来年度から本格運用する。

 グループホームは認知症の高齢者を介護する共同住宅で、民間企業や社会福祉法人が運営している。高齢化の進展で全国的に急増しており、厚生労働省はサービス向上を求めている。

 新サービスには医療法人社団豊生会(同市)、システム開発のアカダマ(同市)も参加する。紙媒体の介護記録をスキャナーでパソコンに取り込み、データをアカダマが一元管理する。入居者の家族は認証番号とパスワードを打ち込めば、ネット上で介護記録のデータを取り寄せ、閲覧できる仕組みだ。

家族にとってはうれしいサービスかもしれませんね。
記録を、見られるものとして意識して残しているスタッフというのは、
実際は相当少ないのかもしれませんね。
まぁ、自分も殴り書きですけど・・・。

プライバシーの問題や、ウェブ環境が無い家族が閲覧することができないなど、
解決すべき技術的な壁もあります。

しかし、いずれは紙媒体から電子媒体に記録を残すようになるんですかね・・・。
個人的にはそれでもぜんぜん構わない、というか、むしろ大歓迎ですけど。

こういった仕事をしている人の記録で、
とにかくたらたらと長い記録を書く人もたくさんお見受けしますが、
個人的には、いかに簡潔に、わかりやすく書くかを最優先の課題としています。

2006年07月27日

地域に根ざした介護とスポーツクラブ

鹿島アントラーズ、介護予防事業に参入

サッカーJリーグ1部の鹿島アントラーズ・エフ・シー(茨城県鹿嶋市)は、来年4月から介護予防事業に参入する。地域の高齢者が介護を必要とせずに暮らせるように、選手やコーチがストレッチなどの運動や健康法を低価格で指導する。厚生労働省によるとサッカーチームの介護関連事業への参入は初めて。

 市町村が実施する介護予防の地域支援事業の一環として、鹿嶋市がアントラーズに業務を委託。ホームグラウンドであるカシマサッカースタジアムや自治体の公民館などで、ストレッチやウオーキング、体操を主とした「運動プログラム」と、健康法やダイエット、食事指導などの「教養プログラム」を提供する。近く発表する。

介護とプロサッカークラブ。
Jリーグの百年構想を考えれば、
介護もスポーツクラブも地域に根ざした活動という意味でリンクしています。
日本でも有数のトレーナーが集まるJリーグのクラブチーム。
介護予防の面でも、高い効果を発揮することを期待してしまいます。

ってか、
それより先に、小笠原の筋力トレーニングと、
本山の転倒防止トレーニングと、
柳沢のゴール欠乏症防止プログラム(1)(2)
から始めたらどうなんだ。

あと、御大ジーコの認知症予防も。

ケアマネジメント・オンラインとケアマネ川柳。

知っている人も多いと思いますが、
ケアマネジメント・オンラインという、ケアマネージャーのためのサイトがあります。

このケアマネジメント・オンラインですが、

月間総ページビュー:48万回
月間ユニークユーザ数:25,000人
ケアマネジャー登録会員数:6,600人(平成18年7月現在)

ケアマネージャーという比較的小規模なターゲットであるにもかかわらず、
そんな奇跡的な数字を記録しているということで、
いかにこのサイトが全国のケアマネージャーにとって、
大きな支えとなり、有力な情報源となっているかを理解することができます。

そんなケアマネジメント・オンラインで、
第1回ケアマネ川柳受賞作品の発表が行われました。
なんと、175通の応募があったそうです。・・・それも凄い数ですね。
栄えある第一回の大賞作品は、

「無気力な 利用者現在 化粧をし」

だったようです。
なるほど。

ちなみに、個人的に気に入ったのは、

「家帰りゃ 鬼嫁加算が 待ち受ける」

かな。

ホームヘルパーかわらばん、45号配信しました。

たいへん長らくお待たせしました。
メールマガジン「ホームヘルパーかわらばん」45号を配信しています。

コンテンツはこんな感じ。

 ・介護保険トピックス:最新のトピックスはこちら。
 ・井戸端会議より  :旬な話題をお届け、井戸端会議掲示板。
 ・更新のお知らせ  :介護福祉士国家試験ナビ、オープンしました!
 ・おきらくコラム  :ワールドカップ、兵達が夢の跡

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なお、
「おきらくコラム」のコーナーにて、
セリエAの八百長疑惑に関する文を書いていますが、
ラツィオ・フィオレンティーナの両チームは、
昨日の上訴審の判定により、セリエAに残留することができる見通しとなりました。
訂正とさせていただきます。

日本よりも危機的な高齢化社会がすぐ近くに。

韓国学生が介護実習 鹿児島市の施設に13人

 社会福祉士を目指す韓国の大学生が25日まで鹿児島市内の福祉施設に泊まり込み、高齢者らの介護を体験した。韓国では、2008年から介護保険制度が導入される見込み。学生たちは先発国日本の現場から学び取ろうと、積極的に取り組んだ。

 韓国も少子高齢化が深刻な社会問題という。權さんらは「韓国は儒教の関係で施設入所に否定的。日本のように施設のサービスを有効に利用できれば家族の負担も減るのでは」と語った。

実は韓国の少子高齢化は日本以上に危機的です。

こちらのリンク先のグラフを見てもらえれば分ると思いますが、
現在、韓国の合計特殊出生率は1.08。
日本の1.25であるそれよりもはるかに低い数字です。

さらに、人口比のバランスの悪さも目立ち、
1950年代後半に、合計特殊出生率が6を超える年が続いています。
つまり、この年代、一人の女性が生涯に6人の子供を平均して生んでいるわけです。
ここで、人口バランスの大きなゆがみが生じています。

現在の韓国の出生率の低さは、
教育費などにかかる家計負担の大きさが起因しているという声もよく聞かれます。
さらに、儒教的思想が、介護サービスの進出を阻害しているという八方塞りな状況です。

韓国の学生がこうして日本の介護を学ぶと同時に、
日本も諸外国から多くのものを学んで欲しいと思います。特に少子化対策で。。。

2006年07月25日

災害弱者を守るために。いますべきことは。

避難する高齢者を守れ 内閣府が福祉関係者と検討会

 避難所に向かう途中で被災する――。梅雨水害の中で、高齢者らの被災が続いた。要援護者らをどうやって安全に移動させるのか。内閣府は福祉関係者との連携が重要とみて、27日に検討会を発足させ、避難支援のあり方をまとめる計画だ。

 記録的な大雨となった鹿児島県大口市では22日、86歳の女性が避難しようと自宅を出た直後、水に流されて死亡した。島根県出雲市では避難所に向かった老夫婦の軽乗用車が川に流され、孫の高校生と祖母が死亡、祖父が不明となっている。

 国がつくった「要援護者避難支援ガイドライン」では、移動に時間がかかる要援護者には早めに「避難準備情報」を出すよう市町村に求めている。

 しかし、一歩遅れるとかえって危険を高める結果になる。誰が支援にあたるのかも重要だ。内閣府は、ガイドラインを実効性があるものにするには、要援護者の情報を持ち、手助けができる民生委員のような福祉関係者との連携強化が重要と判断。「福祉と防災との連携の確保」をテーマに、先進的な自治体の取り組みや自治体が抱えている課題を整理し、どのようにすれば情報が共有でき、災害発生時に福祉関係者がスムーズに高齢者らの避難に当たれるかを探る。

 今年度末をめどに、災害発生時の全体的な避難支援の行動指針をまとめる計画だ。

近年に起こった大きな災害・・・
阪神淡路大震災、中越大地震、大型台風、などなど。
いずれも大きな課題となっているのは災害弱者をいかに守るべきか。という問題です。

毎回、大きな問題になっているのにもかかわらず、
いっこうに解決する方法も見出せないのは、それだけ根が深い問題であるということです。
地域で助け合うコミュニティが崩壊しつつあるいま、
誰がどこに住んでいて、どんな助けを必要としているのかの把握もままならないというのが
地域の抱えている現状です。

そして、その実情を把握しているはずの福祉関係者は、
そこでどんな役割を担うべきなのでしょうか。

2006年07月24日

嚥下機能とコショウの意外な関係。

コショウを使って誤嚥予防 東北大チームが研究

 高齢者に毎食前、コショウのにおいをかいでもらうだけで、誤って食べ物を気管や肺に吸い込む「誤嚥(ごえん)」の予防が期待できるかも知れない。東北大大学院老年病態学チームが、嚥下(えんげ=飲み込み)反射が改善される効果を確かめた。肺炎の原因になる誤嚥は、高齢者には命にかかわる問題だ。手軽な予防法につながる成果として、近く米老年医学会誌に発表する。

 のどの奥、食道と気管が分かれる部分の働きが衰えた高齢者では、食べ物やつばの誤嚥が増える。健康ならせき込んで排出できるが、そのまま吸い込み肺炎を起こす高齢者も多く、死亡の大きな原因となっている。

 東北大の海老原孝枝医師、荒井啓行教授らは、宮城県内の老人保健施設で70〜98歳(平均約85歳)の男女入所者105人を3グループに分け、それぞれ1カ月間、毎食事前に黒コショウのにおいのする精油、ラベンダー精油、水のにおいをかいでもらった。

 食べ物を口に入れてから、嚥下反射が起きるまでの時間を調べたところ、実験前は平均15〜17秒だったのが、黒コショウ精油のグループだけが大幅に改善され平均約4秒になった。嚥下運動の回数も増えた。他の2グループでは、大きな変化はなかった。

 チームはこれまで、神経で「サブスタンスP」と呼ばれる物質が少なくなると嚥下反射が低下すること、神経にあるカプサイシン(唐辛子の辛み成分)の受容体を刺激すると嚥下が改善することを確かめており、においの強い黒コショウによる改善効果を調べた。海老原さんは「コショウのにおいが脳に作用し、サブスタンスPが増えたのではないか」とみている。

これは驚きですね。

ブラックペッパーのアロマオイルはたくさん市販されているので、
さっそく試してみてはいかがでしょう。

フェアディンカム ブラックペッパー 5ml

ちなみに、ブラックペッパーは
作用が強いので、長時間・多量の使用は避けてください。
・・・と、アロマテレピーの本には書いてあります。

2006年07月20日

介護人材の待遇。正社員とパートとの中間に。

ニチイ学館、パート2000人を正社員並み待遇に

 東証一部上場で介護事業最大手のニチイ学館は介護事業所で働く管理職のパート社員約2000人の給与体系を正社員並みとする。時給・固定給とバラバラだった給与体系を固定給に統一し、管理職手当もつける。契約期間は1年の有期雇用である点は変わらないが、待遇面で正社員との差をほとんどなくす。優秀な人材の定着率を高め、介護事業での競争力を強化する。

 対象は「サービスリーダー」と呼ぶパート社員約2000人。サービスリーダーは高齢者の入浴を助けるホームヘルパーのスケジュールを管理したり、福祉用具の手入れの仕方などを新人の介護職員に教育したりする。

パートと正社員の待遇の格差の大きさ。
「格差社会」という言葉がもてはやされることからも、その格差の大きさは尋常ではありません。
特に、介護の業界ではパート労働者の比率が圧倒的に高いこともあり、
パート労働者の収入の確保、モチベーションの維持、離職率の高さ、といった
さまざまな問題が浮き彫りとされています。

今回のニチイ学館の決定は、
パートと正社員の「中間」をつくるというものです。
パートであっても、経験があり、リーダーシップを発揮できるスタッフは大勢います。
むしろ、事業所内での正社員比率が低く、異動の多い大手在宅介護企業では、
正社員よりもパートが現場でのリーダーシップをとる光景が見受けられます。

そういった貴重な戦力をいかに確保していくか。
そのためには、このような「中間」を設けることで、
明確なステップアップの機会を作ることができます。
安定した収入を確保できるだけでなく、モチベーションを維持することもできます。

でも、ニチイ学館くらいの大企業にとっての2000人といったら、
それほどの割合でもないのでしょうね。

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