行方不明中の認知症ドライバー、首都高逆走で2台衝突。

運転の危険性
運転の危険性

首都高逆走し2台に衝突…認知症の83歳死亡

 7日午前0時25分頃、東京都板橋区泉町の首都高速5号線板橋ジャンクション付近で、茨城県稲敷市江戸崎、無職の男性(83)の軽乗用車が上り車線を逆走し、前から来たトラックとトレーラーに相次いで衝突した。

 この事故で男性は骨盤骨折などで死亡。トラックの男性運転手(44)(東京都江戸川区)とトレーラーの男性運転手(42)(静岡県吉田町)にけがはなかった。

 警視庁高速隊によると、事故の数分前、付近を走行したタクシーの運転手から「逆走してきた軽乗用車と接触した」と110番があった。男性には認知症の症状があり、6日に自宅を出たまま行方が分からず、地元の警察に家族から捜索願が出ていたという。

 同隊は、男性が現場近くの高速出口から誤って侵入した可能性があるとみて詳しく調べている。

認知症になっても、「まだ運転できる」とハンドルを握ろうとする方も多いのですが、
運転をする基本的な動作ができることには間違いありませんが、
判断能力の低下などは補えるものではありません。

これから、どんなにテクノロジーが進歩して、
自動ブレーキなどの制御システムが普及・進化していたとしても、
首都高を逆走する車を避ける方法は生まれないでしょう。

年末年始、実家に帰ると、まだ運転を続けているという高齢のご両親(特にお父様でしょうけれど)にお会いする方も多かったと思います。
昨年6月に改正された道路交通法では、
認知症の診断を受けていたり、その疑いがある人は免許の更新ができなくなり、
虚偽の申告をして免許を更新した場合には罰則も課せられるようになりました。
さらに、診断した医師も任意で公安委員会に診断結果を提出し、運転を停止させることが出来るようになっています。

悲惨な結末を生まないために、
運転の危険性を伝えることも家族として大切な役割ではないでしょうか。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

運転の危険性

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です