お茶やコーヒーに睡眠剤を混入しヘルパーに性的暴行を加えた介護者、懲役16年判決。

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女性ヘルパーら6人準強姦罪などの被告 懲役16年判決

 自宅を訪れた介護ヘルパーら女性6人に睡眠剤を混ぜたコーヒーなどを飲ませて襲ったとして、準強姦(ごうかん)と準強姦未遂などの罪に問われた無職千葉政一(まさいち)被告(59)の判決が7日、大阪地裁であった。横田信之裁判長は「女性の人格を踏みにじった卑劣な犯行だ」と述べ、懲役16年(求刑懲役20年)を言い渡した。
 判決によると、千葉被告は2008年8月~09年9月、脳梗塞(こうそく)で寝たきりの内妻の世話をするために大阪府茨木市の自宅を訪れた介護ヘルパーや保険外交員ら6人に対し、睡眠剤を混ぜたコーヒーやビール、お茶を飲ませるなどして性的暴行を加えた。
 被告側は「承諾を得たうえでの行為だった」などとして一部無罪を主張していたが、横田裁判長は検察側の主張をほぼ認め「刑事責任はきわめて重い」と判断した。

なんとも恐ろしい話ですね。
アダルトビデオのような世界ですが、これが実際に起きているというのが信じがたい。
訪問先で、お茶とかコーヒーとか、勧められてもなかなか断れないですよね。
ただ、こういう事件を聞くと、なんだか不安になりますよね。
基本的には利用者さんから何かいただくということはなしにしましょうというのが原則ですが、
介護者支援のためのコミュニケーションのひとつとして、
お茶やコーヒーをいただきながら、家族の話を聞くということが必要ということで、
認めるというのが比較的一般的に行われていると思います。
つまりは、支援するために関わっているのがそんな形で裏切られるわけですから、
被害を受けた肩の悔しさや屈辱は計り知れませんよね。


ヘルパーがビールをいただくということは基本的にはないと思いますので、
これはたぶん保険外交員のことなのかな。と。
でも、自分は一回だけ、元日出勤の日に、
利用者さんのところでビールをいただいたことがあります。「こんな日なので」って。
余談でした。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。