コムスンの呪縛。ホームヘルパーのモラルは本当に崩壊したのか?

コムスン

【訪問介護の今(上)】“窃盗天国”招いた業界の「開き直り」

 介護労働者の人材不足が深刻だ。待遇への不満などによる高い離職率が背景にあり、特に「訪問介護」の現場には、仕事量増加や介護員の質低下など多くの問題が横たわっている。厚生労働省も4月中旬、有識者らによる「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」を立ち上げるなど対応に躍起。高齢者の自立を促し、社会全体で介護を担おうとする「介護保険制度」が始まって8年が過ぎた今、現場では何が起きているのか-。(道丸摩耶)

いまだに業界はコムスン問題の呪縛から乗り越えられないでいます。
まだまだ悪質な事業者が多いこともまた事実なのでしょうが、
それでも、地域に根ざして事業を展開している実直な事業者がほとんどなのです。
リーディングカンパニーのひとつだったコムスンが社会全体に与えたインパクトは大きく、
いまだにホームヘルパーや業界全体への不信感は払拭できていない印象です。
それを象徴するのが、若者の介護離れで、
介護の仕事を敬遠する理由としてコムスン問題で浮上した業界への不信感や介護労働者の待遇といった問題を口にする学生も多くなっているようです。
ただ、利益追求のため、業界全体がそれを主張して開き直っているというのは間違いで、
まだまだヘルパーの現場上がりで経営を知らない代表取締役や、
天下りでいすにぽんと座らされた社会福祉法人のトップなど、
経営のスキル自体に乏しい事業者が多く、むしろ実直に運営しているという印象が強いです。
その中で、ビジネス至上主義のコムスンは、業界内でも「浮いた存在」となっていたわけです。
第二のコムスンを出さないためには、とても単純なことです。
介護報酬をある程度の水準を保つこと、
それで事業所は安定的な事業運営ができるわけですから、
スタッフの研修や待遇の改善にもつながるわけです。
次回の介護報酬改定では、そういった質の面での底上げを目指した報酬体系の実現を願いたいものですが。


そういえば、何ヶ月か前、
この記事を書いた記者さんから、ホームヘルプの現場についてインタビューを受けています。
ホームヘルパー井戸端会議」の管理人としてのインタビューでした。
まだホームヘルパーについての取材を続けているんですね。今後も期待。

コムスン

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