ベッドの柵に挟まれて死亡するという事故。

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ベッドのさくの間に挟まり患者死亡 岐阜・飛騨市民病院

 岐阜県飛騨市の飛騨市民病院で今年5月、女性患者(84)がベッド脇のさくの間に体を挟んで、胸部圧迫による呼吸困難で死亡していたことがわかった。
 同病院によると、5月22日午前5時ごろ、個室に入院していた女性がベッド脇のさくの間に体を挟んで意識を失っているのを、巡回していた看護師が発見した。すぐに心肺蘇生の措置を取ったが、女性は約1時間後に死亡した。
 さくは高さ35センチのアルミ製。はしごを横にしたような形で、ベッドに収納できるようになっている。さくのパイプとパイプの間が24センチあり、女性はこの間から足を投げ出し、うつぶせで胸がつかえた状態で見つかった。同日午前3時ごろ、看護師が巡回した時は異状はなかったという。
 女性は小柄で、衰弱して歩けない状態だった。同病院の入院患者用のベッドの8、9割は事故が起きたものと同型。事故後、再発を防ぐため、同病院は衰弱した小柄な患者のベッド脇のさくには布製のカバーをかぶせる措置を取った。
 黒木嘉人院長は「これまでに聞いたことがない事故で、予測できなかった。しかし、患者の安全を確保する義務がある以上、責任を感じている」と話している。

これは病院で起こった事故のニュースですが、
この記事を読む限り、介護施設でも多く使われているタイプのベッド柵だと思われますので、
介護福祉関係者としても、無視できないニュースと認識してもいいのではないでしょうか。
記事から判断するに、ベッド柵の形状はおそらくこんな感じ、
みなさんにとっても馴染み深いものではないでしょうか。
こういった事故が介護施設で起こらないといった保証はどこにもありません。
潜んでいるリスクに目を光らせなければいけない一方、
過度なリスクマネジメントで生活の自由や快適さを奪うことがあってはいけません。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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  • はじめまして。
    確かにこの柵と同型は
    かなり広まっているものだと思います。
    うちの施設は全部ではないですが
    半分くらいはこの型の柵です。
    この院長、聞いたことない事故と仰ってますけど
    実際そうでもないはずです。
    ただ、公になることがまれなだけで。。。
    今まで4件は近隣で聞いていたりします。
    うちの施設ではここ5年、
    巡視の強化や布カバーなどの対策で
    このような事故は起こっていません。
    あってはならないことですが^^;;
    私たちはもっと
    できうる限り注意深くならなければと思っております。

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