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2006年08月31日

自己負担増、介護保険施設退所者1300人の生活は。

30都府県で1300人退所/負担増後の介護3施設

 介護保険法の改正で、特別養護老人ホーム(特養)など介護保険3施設の食費と居住費の全額が自己負担となった昨年10月以降、3施設からの退所者が30都府県で1300人程度に上ることが31日、厚生労働省の調査で分かった。

 退所の理由について、厚労省は「家族の受け入れ状況や介護度が改善したケースもみられ、必ずしも『負担増』ばかりではない」と説明している。

 介護保険3施設は特養のほか老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設(介護型療養病床)。施設別に退所者数をみると、在宅復帰施設と位置付けられている老健が大半を占めて最も多く、次いで介護型療養病床、特養の順だった。

 昨年10月からの負担増は、厚労省の試算によると標準的なケースで1人当たり月約2万5000円。

確かに、厚生労働省の言う通り、負担増だけが理由になるとは思いません。
1300人という数をどうとらえるかの問題になるでしょうが、
一番大事なことは、
退所後の生活の基盤が整っての退所なのか、そうでないのか、という問題です。
負担増を課すことで退所者が増えた、在宅重視という厚生労働省の狙いが形になったともいえますが、
その後の生活をどう支援していくのかが、もっとも重要なことですよね。

2006年08月30日

外国人介護職問題、イタリアでは・・・。

イタリア 介護、外国人の家政婦頼り

 ローマ中心部の住宅地を歩いていると、アジア系の家政婦に抱きかかえられて歩く高齢者をよく見かける。記者が住むアパートも、7割が高齢者のみの世帯だが、そのほとんどでフィリピン人やスリランカ人の家政婦が住み込みで働いている。

 こうした外国人家政婦の極端な長時間労働や不法就労が問題になっていると知り、状況が深刻なイタリア北部トレビゾを訪れた。ここでは、地理的な近さからか、東欧各国や旧ソ連のモルドバ、ウクライナなどの出身の家政婦が目立つ。

 イタリアでは、高齢者を家族が家で介護するのが伝統だったが、少子高齢化で、それもかなわなくなった。伊労働総同盟トレビゾ支部のパオリーノ・バルビエロ書記長は「低賃金の外国人労働者でしのいでいる状態」と解説する。

 伊ボッコーニ大学の社会福祉専門家ピエランジェロ・スパノ氏は「派遣労働者による訪問介護を軸にすれば、家庭で介護する伝統を守れるのでは」と話す。

 イタリアと同様、少子高齢化に悩む日本では、外国人の介護職に対するハードルは高い。外国人労働者の流入がどんな結果を生むか、イタリアから目が離せない。

イタリアも日本同様、少子高齢化が進んでいる国で、現在の合計特殊出生率は1.33(日本は1.25)。
65歳以上の人口比率で1位が日本、2位がイタリアということで、
似たような事情を抱えています。

イタリアでは、介護労働を、安価な外国人家政婦を雇用することでまかなっています。
日本もフィリピンから介護労働者を受け入れる方針を打ち出しており、
イタリアのケースは日本にとってもひとつの参考になるのではないでしょうか。

2006年08月29日

介護施設での殺人事件、無理心中の疑い?

介護施設で女性刺殺、夫が無理心中か

 29日午前7時50分ごろ、鳥取県岩美町の介護老人福祉施設「岩井あすなろ」で、入所者の無職後藤秀さん(66)がベッドの上で腹を刺され死亡しているのを職員が見つけた。

 その直後に、面会に来ていた夫の達靖さん(62)がいないのに職員が気付いて捜し、施設の裏庭で腹や首から血を流して倒れているのを発見。病院に搬送した。

 達靖さんの近くに血のついたナイフが落ちており、不審者の目撃情報や外部から施設に侵入した形跡がないことなどから、鳥取署は達靖さんが無理心中を図った可能性が高いとみている。

 調べでは、秀さんは脳出血の後遺症があり寝たきりで、昨年6月ごろから入所していた。達靖さんは同日午前7時ごろから面会に来ていた。

 鳥取署は司法解剖して死因を調べ、達靖さんの回復を待って事情を聴く。

まだ無理心中を図ったものと断定はできないと思いますが、だとしたら非常に悲しい事件ですね。
この夫婦の特徴としては、まだどちらも若いということですよね。
66歳という年齢は、この施設の入所者の中でも非常に若いのではないでしょうか。
この夫婦の間にどのような背景があったのかはわかりませんが、
施設という場所ではなれて暮らすという夫婦の生活が、こういった事件を起こしてしまったのであったら悲しいことです。

この事件の場合、施設の中での事件でもあり、施設側の責任ってどうなるんでしょうね。
午前7時台という、施設側にとっては朝の極めて忙しい時間帯で、
来訪者への対応や把握も難しい状況であったことは容易に想像できます。
家族によるものであったとしても、居室内で行なわれた犯行に、
一切責任が無いとは言い切れないのではないでしょうか。
どのような背景で、どのような状況で事件が発生したのか、非常に気になるところですが。。。

施設はこちらのようです。

介護老人福祉施設:岩井あすなろ

改正介護保険でも介護認定ミス続出のわけ。

難病、がん末期も「予防」? 実態と乖離の判定が続出

全日本民医連が分析 運用・基準の見直しを
 「治療法がない進行性の難病(脊髄小脳変性症)で歩行困難。独居で買い物に二時間かかる」「末期がんで腹水があり、歩行できない状態。ターミナルと判断されていた」・・。新しい認定システムが始まって更新認定をする人が増える中、明らかに予防にはなじまない状態像にある高齢者が、要支援1・要支援2と判定されたり、要介護1でも福祉用具が必要なケースが続出している。

介護保険施行時から、介護認定における明らかな判定ミスが続いています。
今年度からスタートした新しい介護認定でも、判定の適切性が疑われるケースが続出している模様です。
一次判定ソフトの問題とか、いろいろいわれてきましたが、
人間の要介護状態を5段階だの7段階だので区切ろうとする
介護認定っていうシステム自体にそもそも無理がある、なんて話にもなってきそうです。

予防という概念が入ってきて、ますます複雑になる介護認定。
調査の方法なども考えていかなきゃいけないですよね・・・。

2006年08月28日

増える施設・事業所ブログ。

このヘルパータウンのリンク集に登録されているブログの数も、
現在424ブログを数えるようになりました。
きっとまだまだたくさんの介護をテーマにしたブログが運営されているのでしょうけれど。

個人で運営されるブログだけではなく、
施設・事業所単位で運営するブログも急激に増えている印象があります。
全国老人福祉施設協議会で主催するホームページコンテストのエントリー作品にも
ブログを採用しているサイトが増えました。

ということで、ヘルパータウンのリンク集でも、
施設・事業所の公式ブログには「OFFICIAL」マークをつけるようにしています。
近畿・関東・九州になぜか集中しているのは地域性なのか、何なのか。
全国にブログで情報発信する事業所が増えることを願っています。

介護福祉をテーマとしたものでおすすめのブログがあったら、こちらまでご一報ください。

看護師争奪戦。介護は・・・。

すごいことに!なっている。 看護師争奪

◇合同就職説明会はプレゼント攻勢

 大手の病院を中心に、看護学校や大学の新卒予定の「看護師の卵」の争奪戦が激化している。何が起きているのだろう。

◇中規模の病院は「不足」の危機に

 ハロー・キティの文房具やハンカチのプレゼント、お菓子の抽選会、果てはスタンプを集めて抽選に当たるとハワイ旅行−−。歳末大売り出しのようだが、ここは看護学生のための国内最大級の合同就職説明会である。7月末の日曜日、東京・有明の東京国際展示場(ビッグサイト)のホールで開かれた。

 午前10時の開場前に入り口に並んだ400人は、リクルートスーツ姿に交じり、Tシャツとジーンズ姿の学生も。余裕がうかがえる。迎えるのは慶応大、順天堂大などの大学付属病院や、虎の門病院、国立病院機構などで、関東を中心に131団体がブースを構える。各ブースは「くまのプーさん」などのぬいぐるみでラブリーに飾り付けられ、スイーツの当たる抽選会で、けなげに乙女心をくすぐろうとしている。

 会場では「声をかけるのはブースの前でお願いしまーす」という放送が繰り返される。入り口付近で学生を「キャッチ」する関係者が相次いだためだ。学生が一部の病院に集中しないよう、五つのブースのスタンプを集めるとハワイ旅行があたる豪華抽選会まで行われた。

 なぜ、こんなことになっているのか。厚生労働省の医療費抑制策の一環で、今年4月、診療報酬が改定されたのだ。厚労省によると、全体で3・16%の削減で、医療機関にとっては減収になる。一方で、増収の可能性が残るのが看護師の配置。他の先進国並みの手厚い看護をと、新たな基準が設けられた。

 従来は勤務する看護職員の1日あたりの平均人数が患者10人に対して1人いる場合が「最高水準」で、これに認定された病院の入院患者1人あたりの保険点数は1209点(1点10円)だった。改定により「10人に1人」の場合は1269点、さらに「7人に1人」なら1555点となった。「7人に1人」という認定を受ければ、ベッド数1000床の病院なら「10人に1人」に比べ、1日286万円、年間10億円も収入がアップする。もちろん、そのためには約4割も看護師を増やさなければならず、争奪戦になる。

 昨年12月に厚労省が発表した第6次看護職員需給見通しでは、今年、全国の病院・診療所などが必要としている看護職員は131万4100人で、看護師は4万1600人が不足。医療関係者の間では「東京の大病院が地方の看護学生に100万円の支度金を提示したが断られた」などという情報まで飛び交う。

 患者サイドから見れば、「10人に1人」が「7人に1人」になれば、手厚い看護が実現されそうだ。58万人の看護師が加入する日本看護協会の小川忍常任理事は「手厚く看護する病院を評価することは協会が要望してきた。ただ、協会の調査では新卒の看護師の離職率は9・3%。結婚、出産、育児などライフステージを考えた細やかな対策が求められている」と訴える。

 ところが、ある厚労省幹部は「病院は人件費が安い新人をかき集めようとしている。新基準では人数という量さえ満たせば、質は問わないからだが、どうかと思う」と人ごとのような口ぶりだ。

 さらに、「7人に1人」には厚労省の狙いも見え隠れする。看護師を確保できない病院は国の医療費削減策による他の収入減を補えず、財政が厳しくなる。そうすればベッド数は淘汰(とうた)される。社会的入院を解消するため現在の25万床から2012年度までに15万床に減らすという目標値も掲げられている。介護が必要なお年寄りの社会的入院も解消したいという。

非常に面白い記事だったので、もっと紹介したかったのですが、詳しく知りたい方はリンク先をどうぞ。
と、こういったさまざまな背景から、看護師への需要はますます高まっています。
介護の現場でも、看護職の人材不足が深刻化しています。
もともと経済的な余裕の少ない介護の現場では、
待遇面でも医療現場に大きく後れを取っているために、人材確保は容易ではありません。
看護師の派遣会社に勢いがあるのも、そういった事情があってのことともいえます。



看護職と介護職、同じようにケアに携わる職業であるにもかかわらず、
こういった違いが生まれてしまうのは・・・。

ちなみに、こういったところでも看護師は大人気。

看護師人気はしばらく続きそうですが、看護師は安定供給されるようになるのでしょうか。。。

2006年08月27日

介護福祉士国家試験ナビ、模擬テスト開催中

別サイト「介護福祉士国家試験ナビ」では、
介護福祉士国家試験に関する情報や過去問題情報を提供しています。

そこで、現在、介護福祉士国家試験模擬テストを開催中です。
5ヶ月後の国家試験に向けて気軽に腕試し。
みなさんの参加をお待ちしています。
現在、模擬テストパート1と、家政学概論特集と、第18回国家試験問題抜粋と、
3種類の模擬テストを設置しています。
今後も追加していくつもりですので、よろしくお願いします。

介護福祉士国家試験ナビ:介護福祉士国家試験模擬テスト

2006年08月25日

知的障害者施設から持ち去られた梨。

大分の知的障害者施設の木からナシ4000個盗まれる

 大分県由布市庄内町高岡の知的障害者入所施設「小松寮」のナシ園で、収穫前のナシ約4200個(約53万円相当)が盗まれていたことが分かり、同寮の職員が24日、大分南署に届け出た。入所者らは「収穫を楽しみにしていた」(同寮)という。

 大分南署が窃盗事件として捜査している。調べなどによると、園内の12本からナシの「幸水」約4200個がもぎ取られていた。約25アールの園内では収穫が遅い「豊水」「新高」などの別品種も育てられていたが、盗まれたのは収穫間近の幸水だけ。虫食いなどで傷んだものは木に残されていた。ナシに関して詳しい知識を持つ者の犯行とみられる。

 職員が22日午後1時ごろ、ナシ園に収穫に訪れた際、盗まれたのに気付いた。周囲にはほかにナシ園が数カ所あるが、被害は確認されていないという。寮長の佐藤吉人さん(58)は「入所者はたびたびナシ園を訪れ成長を見守ってきた。残念だ」と話している。

ひどい世の中になったものです。
自立支援法など、逆風の真っ只中にある障害者施設にとって、
このダメージは大きいですね。
梨園の防犯対策がどうだったのかはわかりませんが、
施設は入所者さんたちの喪失感と向き合わなければいけないですね。

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