新宿区 65歳以上 障害給付認めず 介護保険を一律適用

 東京都新宿区が、新たに障害者手帳を取得した六十五歳以上の区民について、訪問ヘルパー派遣など介護保険と障害給付が同種サービスを定めている場合、介護保険を一律適用するとした独自のルールを作っていたことが分かった。介護保険より障害給付の方が手厚いサービスを定めている場合も、障害給付を認めていなかった。

 テレビのクイズ番組などでも知られ、難病の筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)で闘病する篠沢秀夫・学習院大名誉教授(76)が、障害給付を申請したのに受け入れられず、「本来受けられるはずの障害給付による在宅介護が、新宿区のみ受けられないのはおかしい」と指摘。独自ルールの存在が判明した。区は二日、「不適切かつ誤った運用で、ただちに改めた」と謝罪した。

 区障害者福祉課によると、国の障害者自立支援法は介護保険を優先的に適用するとした上で、障害者が障害給付を利用したサービスの上乗せを求めた場合は、自治体担当者が個別面談し、上乗せが必要か調査することになっている。しかし、区は昨年十月、「介護保険から障害給付への上乗せは行わない」とした運用ルールを内部で作っていた。

 同課は「財政への影響や調査にかかる人手を考慮した。実際にサービスが受けられなかった例は篠沢名誉教授以外はない」と説明している。

各自治体で設けているいわゆるローカルルール。
この新宿区のルールに関しては、まるで介護保険が万能で、
介護保険ですべてをまかなうことを要求するようなものです。

保険(半分は)でまかなわれる介護保険と、公費でまかなわれる障害給付。
そこに縛りを設けて公費負担の軽減をもくろんだというところなのでしょうか。
介護保険と障害給付の体系の整備というのも現政権に化せられた大きな課題でしょうね。

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特養入所者の負担減を継続 介護保険法施行法改正案

 政府は29日、介護保険法施行前から特別養護老人ホームに入所している人の負担を軽減する措置の延長を盛り込んだ介護保険法施行法改正案を閣議決定した。今国会に提出、成立を目指す。

 同施行法は今年3月末までの経過措置として、特養ホームの利用料や居住費、食費の合計額が、2000年4月1日の介護保険法施行前の水準を上回らないよう軽減。厚生労働省によると、対象者約2万人のうち約4割を90歳以上が占め、低所得者や要介護度の高い人が多い。経過措置が終了すると入所の継続が困難になるとして、経過措置の実施期間を「当分の間延長」と改正する。

負担軽減を継続することとなりそうですが、
ただ、考えなきゃいけないのはいまだに膨らみ続ける特養入所待機者問題です。
入所者と待機者との壁は厚く、その差を天国と地獄に感じられる人も多いのではないでしょうか。
入所者に対しても負担をかけられる部分にはもっと負担をしてもらっても
よさそうな気もするんですけれどね。。。

介護報酬:改定を反映、従事者給与9000円増−−09年・厚労省調査

 厚生労働省は25日、昨年4月の介護報酬改定(3%アップ)が介護従事者の処遇改善に与えた影響の調査結果(速報)を公表した。パート職員らを含む09年9月の平均給与(一時金の1カ月分などを含む)は23万1366円で、08年同期の22万2308円と比べ9058円増加。職種を介護職に限ると8919円増えた。同省は「改定の影響があった」とみているが、定期昇給する人の昇給分も含まれているという。

 09年10月1日時点で全国7141施設を対象に調査し、5034施設の回答を集計。08年9月、09年9月ともに在職した人が対象で時給制や日給制のパート職も含まれる。

 職種別で最も増えたのは生活相談員・支援相談員の1万2291円増で、最少は作業療法士らの8102円増。施設の種別では、特別養護老人ホームが1万2052円増で最多で、最少はパートが多い訪問介護事業所の5868円増だった。

 調査結果について、東京介護福祉労働組合の清沢聖子書記長は「零細事業所では、こんな増額はあり得ない。回答した施設の規模が偏っていないのか疑問だ。生活相談員など、離職率が高くない関連職種も含めているのもおかしい」と話した。

果たして、介護労働者のうち、実感として給与が9000円も増えていると実感できている方が
どの程度いるのかというのも疑問ですが、
結果としてはこう報告されたんだそうです。

ただ、今回の報酬改定は加算中心のものであって、
介護報酬の基本単価自体の底上げにはなっておらず、
恒久的なものではないこともあって、基本給のアップには手をつけていない事業者が多いのも事実です。

安定的な収入を得られるための待遇改善という意味合いからは外れ、
この数字を出すためだけのものだったような印象すらあります。
それでも、当初の計画を大きく下回りましたが・・・。

障害者男性に傷害の疑い、介護士の男を逮捕 東京・武蔵野

 東京都武蔵野市で重度の障害を持つ男性に暴行して重傷を負わせたとして、警視庁武蔵野署は5日、介護士の山村克嘉容疑者(39)=埼玉県川口市安行領根岸=を傷害容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月2日、男性の自宅で訪問介護中、男性をベッドから引きずり下ろし、顔を殴ったり胸を踏みつけたりして、肋骨(ろっこつ)を折るなどの3週間のけがをさせた疑い。

 武蔵野市によると、男性は一人暮らしで、手足に重度の障害があり24時間の介護が必要という。山村容疑者は都指定の訪問介護業者に所属し、2008年6月から男性を担当。男性は「半年前から暴行を受けていた」と話しており、武蔵野署が詳しく調べている。

マスコミでも大きく取り上げられていますが、
こういった暴行が半年もの間、まったく誰にも知られることなく行われてきたということが
恐ろしくてなりません。

障害福祉課の担当者は毎月訪問していたということなのですが、
それでも発覚しなかったというのは、
信頼関係が築けていなかったのか、SOSを見逃してしまっていたのか。

火災:老人ホームで、入居者?が死亡−−伊丹「やすらぎの館」 /兵庫

 2日午前2時15分ごろ、伊丹市中央2の介護付有料老人ホーム「やすらぎの館」4階一室から出火、鉄筋コンクリート9階建て延べ約4760平方メートルのうち、同部屋約50平方メートルを全焼し、約20分後に消し止められた。焼け跡のベッドの上からこの部屋の入居者の黒田利雄さん(90)とみられる遺体が見つかった。また、入居者のうち数人が気分が悪くなり、現場で手当を受けた。同市消防局と伊丹署が出火原因などを調べている。

時期もありますが、また火災のニュースです。
正月気分も一気に吹き飛んでしまいますね。
こんなニュースで2010年がはじまりましたが、あまり悲しいニュースばかりにならないことを願いたいですね。

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