負傷の入所者を4時間放置した疑い、介護施設職員を逮捕
広島市西区の介護施設で負傷した入所者女性(82)を約4時間放置したとして、広島県警は19日、介護施設職員竹川忠臣容疑者(32)=同市南区東雲本町1丁目=を保護責任者遺棄の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
県警によると、竹川容疑者は18日午前6時20分ごろ、勤務先の同市西区古江東町の「グループホームよってきんさい古江」の敷地内で、けがをして倒れている入居女性を見つけたが、施設2階のベッドに寝かせただけで、119番通報などをせず放置した疑いがある。
午前10時半ごろ、同僚の職員が女性が頭などを負傷していることに気づき、119番通報した。女性は頭部から出血していた。県警は、女性が2階の部屋から落ちた可能性があるとみている。倒れている女性を発見した時、竹川容疑者は1人で勤務していたという。
県などによると、同施設は認知症高齢者のための施設で7人が入居。職員は10人いる。
グループホームの早朝、頭部から出血という受傷をしている利用者を放置していたという事件でしたが、
確かに早朝の時間帯はモーニングケアや食事の準備など、極めて慌ただしい時間帯であることは間違いないのですが、
かといって、利用者を放置することが許されるわけはありません。
加えて、気になるのは、10時半まで発見できなかったということで、
おそらくもう少し早く現場に入っていたと思われる日勤帯の職員の対応にも疑問が残ります。
こういった緊急時にどのような連絡体制になっていたのかも気になるところです。
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