介護職員初任者研修の資格要件緩和?短時間で取得できる介護の資格創設へ。

主婦でも高齢者でも、誰でも介護職。
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介護分野の人手不足解消へ、資格要件を緩和

介護分野の深刻な人手不足を補うため、厚生労働省は、介護職の資格要件を緩和する方針を固めた。

 現行の資格を取得しやすくするか、よりハードルの低い新たな資格を創設する。介護分野への外国人の受け入れも拡充し、2025年度までに約100万人の増員が必要とされる介護職の担い手の裾野を広げる。

 現行では、介護の資格制度は、国家資格の介護福祉士のほか、研修時間によって2段階ある。厚労省では、そのうち、最短の130時間の研修で取得できる「介護職員初任者研修修了者」の要件を緩和して短い時間で取れるようにするか、新たに研修時間の短い資格を設ける。未経験者を対象にしたよりハードルの低い資格を設け、高齢者や子育てを終えた女性など、幅広い層の参入を狙う。有識者らによる新たな専門委員会を今月中にもスタートさせ、議論を進める。

 一方、介護分野への外国人の受け入れについては、留学生が介護福祉士などの国家資格を取得すれば、国内で働けるようにする。

そもそも、介護の質の低下うんぬんの話で、
基礎資格を介護福祉士に統一すると言ってヘルパー2級の資格を廃止すると言い出したのが10年前。
結局、人手不足が解消されないということで、
ヘルパー2級よりもカリキュラムを増やした形で、介護職員初任者研修を設けたけれど、
受講料も高くなるし時間数も増えているので
人手不足はやっぱり解消せず、もっと簡単に取れる資格を、なんて話になっているわけです。
じゃあ、最初に問題視されていた質の問題ってのはいったいどうなってしまったのかと。

おそらく、すでに初任者研修を受講して取得した人のことを考えると、
初任者研修のカリキュラムを減らすというよりも、
新しく資格を作るという形に落ち着くのではないでしょうか。

今度新しく作られる資格に関しては、イメージするとしたら、
以前あったホームヘルパー3級程度のカリキュラムになるのでしょうか。

今後、地域支援総合事業でボランティアを活用していくという方針を出しているので、
その担い手を確保することも必要なのでしょうけれど、
もう質を確保するとかどうこうという問題ではなくなっていくのでしょうね。
最初から人手不足になることなんてわかりきっていたことなのに、
どうしてハードルを高くすることばかり続けてきたのか。。。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

主婦でも高齢者でも、誰でも介護職。

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