地域密着デイサービス創設へ。市町村指定かサテライト型、小規模デイサービスの生きる道は?

地域密着デイサービス創設、小規模通所介護事業所の移行図
地域密着デイサービス創設、小規模通所介護事業所の移行図

地域密着デイの基準を提示-厚労省、お泊まりデイのGLの内容も

全国介護保険担当課長会議で、かねてより議論されてきた小規模デイサービスの指定権者が市町村へ移行され、
新たに地域密着型デイサービスを創設することについて、
その具体的な基準などが示されました。

地域密着デイサービスの利用定員は一日18名以下
ひと月の延べ利用者数を300名以下としています。

また、大規模事業所・通常規模型のデイサービスのサテライトとして指定を受けることで、
市町村指定の地域密着型ではなく、都道府県指定の指定事業所として残る方法も示しています。
サテライトって都道府県をまたぐので、指定権者の目も届きにくいだけでなく、
給付管理とかもいろいろ面倒なので、それはそれで問題があると思うのですが、
大手企業はこの方式を取っていくのでしょう。
連座制での締め付けはいっそう厳しくなるでしょうね。

新制度への移行は平成28年4月になりますが、1年の経過措置を設けるそうです。

これまで小規模のデイサービスの報酬を手厚くして、様々な事業者が参入をしてきましたが、
いまや厚生労働省にターゲットにされてしまっている小規模デイサービス。
報酬などが示されるのはやはりぎりぎりになるでしょうから、事業者には早めの対応が求められそうですね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

地域密着デイサービス創設、小規模通所介護事業所の移行図

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