身体障害者支援施設「島原療護センター」での虐待。入所者を殴打し骨折。

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介護福祉士が入居者を殴る

 島原署と県警捜査1課などは7日、島原市の身体障害者支援施設に入所中の男性(76)を殴り骨折させたとして、傷害の疑いで同市有明町、介護福祉士、金子修容疑者(29)を逮捕した。男性は今年夏ごろまで骨折など複数のけがを繰り返しており、県警は日常的に虐待があった可能性もあるとみて慎重に調べている。
 逮捕容疑は2007年12月14日午後5時40分ごろ、島原市礫石原町の身体障害者支援施設「島原療護センター」の個室で寝たきりの男性を介助中、男性が言うことをきかなかったため右腕などを拳で数回殴り、約80日間の右尺骨骨折の重傷を負わせた疑い。「わざとけがをさせたわけではない」と容疑を否認しているという。
 県警によると、約1カ月前に関係者からの相談で発覚。今月6日、暴行などの疑いで同施設を家宅捜索した。同施設を運営する社会福祉法人幸生会(諫早市有喜町)は男性の骨折を把握していたが、虐待ではなく「事故」として処理していた。
 金子容疑者は04年から同施設に勤務。同施設内では虐待防止委員を務めていた。同会は「逮捕容疑が事実であれば、当時の内部検証は甘く、管理態勢についても問題があったということになる。入所者本人や家族におわびするしかない」としている。
 一方、県も同施設での虐待の情報を受け、10月から特別監査を実施している。

尺骨が折れるって、相当な殴り方をしたんでしょうね。
これも複数のけががあるということで、
これだけ繰り返していたものを事故として処理し続けていたとしたら、
管理体制というか、そもそも事故検討を行っていたのかということも疑問です。
きちんと事故対応や検討を行っていなかったのであれば、
個人による虐待ではなく、組織がらみで行ったと言われても、
反論のしようがありませんね。
ただ、事故を起こした当事者については
同じ男性の介護福祉士としては本当に悲しいというか、残念としか言えません。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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