メッセージがジャパンケアを完全子会社化。業界再編の波?

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2012年度の新介護制度で火がついた!!老人ホーム大手メッセージによる在宅介護のTOB

「これを機に、業界再編が一気に進むのではないか」――。
 多くの介護・福祉業界の関係者らは、口を揃える。
 1月下旬、有料老人ホーム大手のメッセージが、在宅介護大手のジャパンケアサービスグループに対して、TOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社すると発表したのだ。
 ジャパンケアは同意しており、1株345円で買い付け、全株取得を目指す。期限は3月1日までを予定している。
 メッセージの今回のTOBの背景には、2012年度から始まる2つの新しい高齢者向け住宅制度がある。
「サービス付き高齢者向け住宅」と、「24時間定期巡回・随時対応型サービス」だ。

ジャパンケアと言えば、これまで「ハッピー」という事業所名で全国展開してきた
在宅介護では業界大手にあたります。
メッセージは「アミーユ」のブランドで有料老人ホームを数多く展開している
施設介護での業界大手です。
言うなれば、在宅の大手と有料の大手とがくっついたわけです。
今回の介護報酬改定で在宅分野が手厚くされ、
24時間巡回+随時のサービスなども新設されていることから、
メッセージ側としては、
ジャパンケアを買収することで在宅分野を強化し、
もともと展開している有料老人ホームへの囲い込みも視野に入れることもできます。
大手企業は買収などでシェアを伸ばし、中小企業は競争の中で淘汰されていくという流れは
今回の介護報酬改定を機に加速していくかもしれませんね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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