怒られたい若者たちに。

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最近。誰かに真剣に怒られたことって、あります?


ネット上で、こんなのがウケています。

竹原慎二のボコボコ相談室

おなじみYahoo!の企画として、ボクサー元世界チャンプ竹原慎二氏が、
悩みを持つサラリーマンからの相談をバッサリと切り捨てるというものです。
たとえば、
「給料が不当に少ない。転職すべき?」という質問に対して、
「20万円? もらい過ぎじゃ、ボケ。」
と、バッサリ。
「上司が認めてくれません。」という質問に対しても
「思い上がるのもいい加減にしろ」
さらに、「仕事を辞めて、音楽で食っていきたい。」という男性にも
「おめーみたいな奴は、くさった歌しかつくれねーよ。」と。
非常に乱暴で愛のない言葉に聞こえますが、
そのメッセージは一貫していて、
要するに、いまお前にできることをお前は死ぬ気でやっているのか?ということ。
それすらもできていないのに、現状に文句を言うばかりじゃ、何にもならないだろ、と。
その言葉は思いやりもなく、怒りに満ちていて近寄りがたいけれど、
そのメッセージには愛が感じられたりします。
と、そんなところがいまネット世代の若者に受けているんですね。
さらに、深夜で、こんなテレビ番組を時々目にします。

「怒りオヤジ3」

テレビ東京系(TXN)で放送されている深夜番組。その内容は、

それぞれ問題を抱えつつも、一人では脱却できずに、世間からは
「ダメ人間」の烙印を押された者たち。
そんな彼らに芸能人が愛のお説教をし、広く日本の世直しをする!

というもの。平たく言うと、公開説教番組です。
が、世間に見放された若者たちに真剣に熱いメッセージを送る芸能人の姿に
揺さぶられる「ダメ人間」たち。
視聴者も、そんな「ダメ人間」たちに自分の姿を重ね合わせたりしているわけです。
つまり、いまの若者たちは「怒られたい」んです。
きっと、世の中に上手に怒ることのできる大人が少なくなってきたのかもしれません。
自らの保身や建前、自身の正当化やヒステリーでしか怒ることのできない大人も少なくない。
本当に相手のことを想って、心から怒ってやるということが、心を動かすのです。
だから、多くの若者たちが、真剣に怒られたい、と願っているのかもしれません。
そういえば、最期に怒られたのはいつだったか・・・。

追記
竹原慎二が膀胱がんで闘病中というニュース。
応援するだけでなく、今度は応援される側にも。
サポートする家族の力も偉大ですよね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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